第3回 学校運営協議会 報告

令和3年度 大阪府立箕面支援学校 第3回「学校運営協議会」報告書

日 時

令和4年1月31日(月) ※感染拡大状況が悪化したため、書面での開催

出席者

協議会委員

職名等

学校事務局

校務分掌等

山本 智子

皇學館大学 教育学部

准教授

早野 眞美

校長

阿久根 賢一

社会福祉法人 福祥福祉会 理事長

栃原 恵

教頭

千馬 外代美

本校後援会 会長

稲野 早苗

教頭

髙田 浩行

宝塚市社会福祉協議会

総合相談支援課長 兼 障害者自立生活支援センター長

古川 義文

事務長

中尾 貴子

本校保護者(PTA会長)

藤嶋 耕治

首席(高等部付)

事務局長

岡田 美智子

吹田市立こども発達支援センター わかたけ園 園長

宮脇 敦子

首席(中学部付)

李 容司

首席

養護教諭

おもな

テーマ

・「学校教育自己診断」結果まとめ

・「令和3年度 学校経営計画 評価」(案)

・「令和4年度 学校経営計画」(案)

協議内容

の概略

1.学校長挨拶

2.「学校教育自己診断」結果まとめについて

3.「令和3年度 学校経営計画 評価」(案)について

4.「令和4年度 学校経営計画」(案)について

5.事務局より諸連絡 学校長挨拶

主な

協議事項

協議内容

質疑応答

提言

感想等

【「学校教育自己診断」結果まとめについて】

⇒承認。

【「令和3年度 学校教育自己診断 評価」(案)について】

⇒承認。

【「令和4年度 学校教育自己診断」(案)について】

⇒承認。

<委員A>

1.「学校教育自己診断結果」および「令和3年度 学校経営計画 評価」(案)について

・わかたけ園でも保護者の方に向けて、「児童発達支援評価表わかたけ園」を作りアンケートを取りました。内容的には同じものや似た内容がありました。分析のところでは参考にさせていただきたいものがありました。ありがとうございます。

・〈№7〉について、コロナ禍で肯定的回答がコロナ発生以前よりも10%ほど下がっていることは止むを得ないと思いますが、それでもなお、90%に近い回答です。どのような形、対応の工夫など御伝授いただきたいです。

・〈№8、№9〉について、職員への評価につながる項目なので、どちらも高い肯定的回答なのはとても良いことだと感じました。わかたけ園としても、同じような項目で高い評価をもらっており、今後もそこが継続できるように職員が意識して療育していく事が大切と思っております。

・〈№14〉について、インクルーシブの考え方に伴い、吹田市でも今後は地域の学校を望まれる御家庭が増加してくるということが考えられるかもしれないが、箕面支援学校に通わせたいと願う保護者もおられる現状のなか、医療的ケア児家庭との連携はより密にとり、お子さんが安全に学校生活を過ごせるようにしていくために、人員確保の問題も大きいと思われます。看護師の適切な配置については人数対比等があるようでしたら、教えてください。

・医ケアについてとは少し離れますし管轄が大阪府になりますので、勝手なことはできないと思いますが、通学バス送迎の有無は保護者にとってハードルの一つであると思われます。看護師の添乗ができたらという希望はございます。

2.「令和4年度 学校経営計画」(案)について

・承認いたします。

3.今年度1年間を通しての感想等

・卒園児が毎年数名お世話になっておりますので、参加させていただきたい思いはございましたが、結局一年間参加できず申し訳ございませんでした。

・いろいろな立場の方からの御意見も取り入れ、より良い学校運営を考えていられることは素晴らしいと思います。今後とも、よろしくお願い致します。

<委員B>

1.「学校教育自己診断結果」および「令和3年度 学校経営計画 評価」(案)について

・保護者の評価が非常に如実に現れていると思う。毎日の連絡帳等で子どもの様子について報告は受けているが、「百聞は一見に如かず」。見ないということは、わからないということにつながり、丁寧な対応をしないと学校への不審につながっていくと思う。

・いじめに関する項目について、教員間でも前年度より評価が下がり(№9)、また、№10、№11についても否定的な評価が増えているが、「個別の教育支援計画」を個々の教員が正しく利用できているのか。実は認識や運用にバラつきがあると読み取れるのではないか。

・業務改善に関しても、個々の仕事に対する意識や姿勢が直結するので、質問項目の表現が大雑把すぎるのかもしれない。

・医療的ケアの実施校として、大阪府内、全国的にも先進校であると理解しているが、学校からの保護者への対応一つで、保護者からの評価は下がる。そもそも医療的ケアと医療行為の違いを理解していない保護者もいる上に、学校の中でどのように医療的ケアが決定しているのか、ということも知らない保護者の割合が高いのではないかと思う。どこまで情報開示して、理解を得ることができるかが検討課題ではないか。

2.「令和4年度 学校経営計画」(案)について

・例年、経営計画に沿った活動されていて尊敬いたします。付け加えるならば、現状を鑑みて、もう一歩、時代を反映したような教育目標があれば良いのではないか。例えば、オンライン授業の確立等、支援教育としては挑戦的だとは思いますが、是非取り組んでいただきたい事柄です。

3.今年度1年間を通しての感想等

・最後が書面開催だったのが残念でした。今後の箕面支援学校の発展を応援いたします。

<委員C>

1.「学校教育自己診断結果」および「令和3年度 学校経営計画 評価」(案)について

・コロナ禍にあっても、感染対策や様々な研修、地域関係機関との連携、保護者からの相談や支援に取り組まれ、安心して教育を受けられているのだと思います。

・「キャリア教育」の意味が保護者にとって理解しづらいとあり、もし一方通行になっているとすれば、もったいない。まず教員が理解し、それぞれの学部学年の保護者に合った伝え方が必要だと考えます。

・今回の自己診断で保護者の回答率が増えた要因として「一斉メール」の活用が有効でであったことを踏まえ、保護者への情報発信ツールとして、ホームページ、ブログ、一斉メールをうまく活用し、より有用な情報発信をしていってほしいです。

2.「令和4年度 学校経営計画」(案)について

・承認します。

3.今年度1年間を通しての感想等

・コロナ禍にあっても、学校で2回開催していただきありがとうございました。学校の現状、子どもたち、保護者の方々の様子を知ることができ、そこに関わらせていただいていることに感謝しております。日々の取り組みを聞かせていただいて、今も昔も変わらないのは、一人ひとりの個性を理解し、寄り添い、持っている力を引き出していくということが根底にあるのだと思いました。

・また、他の委員の方々からの意見も勉強になります。まだ、まだ気を抜けない状況が続きますが、皆さま頑張ってください。一年間ありがとうございました。

<委員D>

1.「学校教育自己診断結果」および「令和3年度 学校経営計画 評価」(案)について

・学校教育自己診断表(保護者)の№24.5.12で「わからない」の回答が増加していることに関して、学校全体や個々の先生方が取り組んでおられることが伝わり切れていないという印象を持ちました。

・アンケートでは、実感できなければ「わからない」と回答する傾向があるため、コロナ禍の影響で参観等も制約を受けるなかだからこそ、教職員と保護者との疎通に関する工夫が一層必要ではないかと考えます。

・学校教育自己診断表(保護者)の№14、学校教育自己診断表(教職員)の№5の肯定的回答が増加していることは、まさに「医療的ケアに関する取り組みの積極性」を保護者も教職員も「実感できた」という素晴らしい成果だと考えます。「学校評価(案)」でもその記述があることは頼もしいことです。

2.「令和4年度 学校経営計画」(案)について

・承認いたします。

・中期的目標2(4)に関して、教職員が生徒や生徒の世帯の地域福祉課題などにも関わっておられることが推察されますが、本来は福祉分野の専門機関との連携が良好に図られることが教員の負担軽減にもつながるものと考えます。

・市障害福祉部門が消極的であることを本会議でも聞き及んでいますので、この点の改善については引き続き課題として協議する必要があると思います。

3.今年度1年間を通しての感想等

・コロナ禍における様々な配慮や変更、新たなルール作りを余儀なくされるなかにあって、児童の成長と教育に妥協することなく取り組んでおられる姿勢にはいつも感激しています。

・我が子が卒業した後でも、このように志の高い学校の運営に携わることができていることに感謝いたします。

<委員E>

1.「学校教育自己診断結果」および「令和3年度 学校経営計画 評価」(案)について

・昨年度に続き、コロナ感染拡大の収束が見込めない中でも、教職員が一体となり学校運営に取り組んだ結果、成果も現れており、保護者及び教職員からも概ね高い評価であると考えます。一部70%台の評価については、次年度80%台へと持っていくための取り組み強化を図られることを望みます。

2.「令和4年度 学校経営計画」(案)について

・承認いたします。

・令和3年度の中期的目標にあった「学校経営推進費事業」は本年度で終了となるのでしょうか。令和4年度の中期的目標からパワー自立活動プロジェクトが削除されていましたので気になりました。

3.今年度1年間を通しての感想等

・今年度もコロナ禍において、教職員の皆様をはじめ児童・生徒及び保護者が一丸となって学校運営に取り組まれた一年だったと感じております。感染するとリスクの高い児童・生徒に対しても、しっかりと感染症予防対策を講じたうえで様々な行事にも取り組まれたことに、心から敬意を表します。

・現在、感染拡大状況第6波の真っただ中で、いつピークアウトするのかが見えない状況下での運営は気を遣われて大変だと思いますが、引き続き箕面支援学校らしい、先駆的でバイタリティ溢れる学校運営をされること期待しております。

・校長をはじめ、教職員皆々様方におかれましては、児童・生徒の感染予防の対応に加え、ご自身の体調にも十分にご留意ください。今年度も大変お世話になり、ありがとうございました。

<委員F>

1.「学校教育自己診断結果」および「令和3年度 学校経営計画 評価」(案)について

・今年度の重点目標が、概ね高いレベルで達成されたことは、それぞれの教職員が役割を果たした結果であると思います。

・保護者アンケートの回答率がアナウンスの工夫により向上していることなど、今年度もチーム箕面としての力を発揮されたことを強く感じます。

・アンケートの設問の理解に齟齬があることは、設問の表現を工夫すれば解消すると思います。

2.「令和4年度 学校経営計画」(案)について

・承認します。

3.今年度1年間を通しての感想等

・コロナ禍であるにもかかわらず,子どもたちの学びを探究された教職員の皆様、ご協力された保護者の皆様の一体感を感じました。そのために、校長先生、教頭先生を中心として、組織運営の中心となる教職員の方々が学校運営に苦心され工夫されたこともあったと思います。全体のバランスの取れた学校運営には感服しております。

(以上)