「北視覚は一回戦から出まんねんな、校長はん」
「一回戦は中国四国地区代表の山口県の下関南との試合や、みんなちょっと緊張してる気がするなぁ」
「そら、緊張もするわ、始まるで」
「緊張してるところはあったけど、第1セットは15対10で無難に取ったやん、その勢いでいこ」
「第2セットはちょっとヤバいで、ずっとリードされてるやん」
「おっ、追いついた、...逆転や」
「さすが(拍手)、16対14で見事な逆転や、これで2セット取ったんでうちの勝ちや」
「よっしゃ~あ。でもちょっとハラハラしたなぁ」
「ほんまに」
...
「2回戦は合同チームやて」
「どことどこの合同チームや?」
「石川、松本、長野の北信チームやて」
「合同チームちゅうことは、上手い選手を集めてるチームやな、知らんけど」
「ワテかて知らんわ、... 第1セットは15対9で取ったで、10番の選手がバンバン決めとった」
「だいぶ緊張もとれたみたいやな、この調子で第2セットもとってほしいな」
...
「第2セットも15対9でとったで、準決勝は大阪南とや」
「こりゃまた強いとこやなぁ。何年も連続して優勝してるとこやろ?」
「せやけど、いつも練習してる相手やし、選手同士も仲いいねんで」
「決勝戦で当たりたかったけどな。明日頑張ってほしいな」
(続く)