怒涛のプレゼンラッシュとお別れパーティー

7/11

英国交流10日目の様子をお届けします。

いよいよ残すところ実質あと2日となりました。今回の英国派遣に際して、たくさんの発表を準備してきましたが、今日はそのすべてを出し切る覚悟で臨みます。

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大学の寮(Penbrynホール)にあるミニキッチンでいつも打ち合わせをしてから就寝します。前日の晩は、最後のプレゼンのための打ち合わせと最終確認で熱気が溢れています(カメラのレンズも少し曇ってしまいました)。

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まず、1時間目は1年生の男性陣が中心となって、日本でメジャーな麺類のうち、うどん・そば・ラーメン・素麺の4種類を実際に食べてもらって、食べる前に抱いていたイメージとの違いや、Walesの人たちにとってどうアレンジすればよりおいしく食べられると思うか、という内容のアンケートを食前・食後に2回とる、という内容のプレゼンテーション&調査を実施します。気合の入った内容に、Penglais校の校長先生が激励をかねて、見学に来られました。

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テーブルごとに麺の種類を変えてPenglais校の生徒たちに移動しながら試食してもらいます。4種類(ラーメンは種類が複数あるので実際はもう少し種類がありました)の麺をすべて食べ終わった人に、二回目のアンケートを書いてもらい、回収しました。結果については、報告冊子にて生徒たちがきちんとした形でまとめてくれる予定ですが、好きな種類ランキングは私にとっては意外な順位となりました。

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Penglais校の生徒にカップ麺をあげて、カメラを向けると無邪気にポーズをとってくれました。こういうところは大手前生とそう変わらない気がしますね。

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食べ物のプレゼンテーションが終了したら、いったんSix Form Centerという建物の2Fにて打ち合わせです。この場所を使うのも7日目。ずいぶんと馴染んできた気がします。ただし、ここでプレゼンテーションの準備をするのはいよいよ最後。みんな気合が入っています。

ちなみに後ろに写っている3人はホストの生徒たちです。特にこの3人にはとてもよく手伝ってもらいました。感謝感謝です。

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昼からは2班にわかれてのプレゼンテーションを行います。各班、同じ内容のプレゼンテーションを2回ずつ実施します。このグループは日本舞踊を披露したり、日本の年中行事について紹介したあと、日本の年中行事で一番興味深いものはどれか、ウェールズのメジャーな年中行事の中でどれが一番お気に入りか、などの調査を行いました。

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これは年中行事のなかの「節分」について紹介しているところです。Penglais校の生徒たちはとてもよく私たちのプレゼンテーションを聞いてくれました。

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こちらの班では、日本のさまざまな遊びを紹介したり、そろばんを披露したりしました。上の写真はちょうどホワイトボードに書かれた計算をそろばんで計算し、電卓を使った計算と比較しているところです。残念なことに、2回目の計算を失敗してしまいましたが、それはそれでとても盛り上がりを見せました。また、将棋についての簡単な紹介や、紙風船での遊び、紙飛行機作りなども行いました。

この班では、紙芝居の紹介もしていて、浦島太郎の玉手箱の中身について、何が入っていると思うか、というアンケート調査を実施していました。

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プレゼンテーションが無事終わると、しばらくホストと過ごした後、再び学校に戻ってきて記念植樹とお別れパーティーを行いました。

この日は地元の新聞記者が取材に来てたくさん写真を撮って帰りました。

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本校生徒で、2年前にこの英国交流でAberystwythのPenglais校に来て、今年の1月、若くしてその生涯を終えた生徒のために記念植樹をしました。彼のことを偲んでたくさんの方々が来てくださいました。いまでも彼のことがしっかりと人々の記憶と思い出の中に残っていることがひしひしと感じられました。

付き添い教員のスピーチの後、植樹を行い、その後ウェールズ語と英語で彼のことを思いながら皆で歌を歌いました。

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今回の派遣生徒たちは、「ふたたびこの記念の木の前で、皆で会いたい」、という気持ちを素直に表していました。

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記念植樹が終わると、お別れパーティーが始まりました。各ホストファミリーが料理を持ち寄って集まり、みなで盛大にパーティーを行いました。

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ここでも日本文化の紹介活動に励みます。「日本のお祭り」をテーマに、スーパーボールすくいと、日本のおもちゃが当たるくじ引きを行いました。スーパーボールすくいには、とてもたくさんの人が群がっていました。

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ホストの父親がけん玉を引き当てました。実は「けん玉」、高校生には大人気です。大人も結構ハマっていて、ちょっとしたブームになりそうな予感?

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その後、9時をすぎてもまだ明るいグランドでちょっとした運動会やサッカーをして最後の「公式」な交流を深めました。

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ミニキッチンでのミーティングもこれが最後。この英国交流の意義などを皆で確認し合って、最後のミーティングを締めくくりました。

 

明日は午前中、中国語の授業を体験します。その後、午後からはAberystwythの町をみんなで歩いて、最後の思い出作りをしてくる予定です。

なお、明日の夜には、Penglais校の校長を20年以上にわたり務めてこられた先生が退職される、記念のパーティーがあり、われわれ教員は招待を受けています。そのため、帰宅時間が非常に遅くなることが予想されています。その上、最終日の朝は5:00に出発になります。

しばしばいただくコメントに勇気づけながら、毎日更新し続けることができました。明日の夕方に更新できるかもしれませんが、あまり期待しないでください。これが英国での最後のブログ更新になるかもしれません。これまで見てくださっていた方々、本当にありがとうございました。

投稿者
久保田鈴美
コメント

毎日沢山の写真を載せていただき楽しんで拝見させていただいております。生徒さんたちの頑張りをみていると涙がでます。歴史ある大手前とペングライスとの交流がこれからもずっと行われますように願っています。沢山の方の優しさに感謝します。退任される校長先生によろしくお伝えください。

投稿者
コメント

お忙しい中、毎日更新してくださりありがとうございました。大阪の家族は勿論、遠方の祖父母も毎日の更新を楽しみに拝読させて頂いておりました。良い機会を与えて頂いたことに感謝致します。

投稿者
MK
コメント

バラエティに富んだプレゼンテーション、本当によく準備されたなぁと感心するばかりです。短期間の間にものすごく充実した交流をされたことがうかがえます。
また、こんなふうにリアルタイムで交流内容を見ることができたのも今回が初めてです。ありがとうございました。
記念植樹、Penglais校の庭に彼の気持ちが形として残ると思うととても嬉しいです。
Penglaisの先生方のお心遣いに感謝します。
今回、校長先生が何度も登場されたので驚いていましたが、退職されるのですか!
向こうにいた1年半にも大変お世話になりましたし、校長先生がいらっしゃらなかったらこの交流を始め、またこのように発展させることもできなかったと思います。
間に合うかどうかわかりませんが、心から感謝していることをお伝えください。

投稿者
N.S
コメント

毎日アップされる写真やコメント・・・とても楽しみにしていました。
生徒たちは、英国ならではの貴重な体験や、いろいろな人との関わりを経験して、充実した日々を過ごしたのだと感じました。
お世話いただいた方々に、感謝します!