2021年度 大阪公立高校対抗テニス大会 男子団体戦

 令和3年10月24日、第29回大阪公立対抗テニス大会―男子団体戦予選(5ポイント制)が、東淀川高校にておこなわれました。一回戦の対戦相手は東淀川高校です。

 一面進行で行われた一回戦は、第一シングルスをグランドストロークの不調をサービスでカバーして6-1で勝利し、続く第一ダブルスも最初の長い2ゲームを連取できたことで勢いに乗り6-0で快勝します。この第一ダブルスのペアは2人とも秋季大会では控えメンバーでしたが、校内戦で結果を出して抜擢され、見事に期待に応えました。第二シングルスこそ相手選手の勢いに押されて1-6で失うも、第二ダブルス、第三シングルスをそれぞれ6-1、6-0で取り、合計ポイント4-1で二回戦進出です。

 二回戦の対戦相手は大教大付属池田高校です。エース対決の第一シングルスでは、一回戦とは変わって強打の応酬となりました。相手選手はサービスで、こちらは右右左と揺さぶりをかけて、それぞれエースを奪い合います。しかし競ったゲームで先にミスが出て2-6で敗北、第一ダブルスも相手チームの手堅い試合運びにミスを連発して0-6で敗れ、後がなくなります。1回戦で唯一敗れた第二シングルスの主将の奮起に期待をかけるも、これも1-6で力負け。第二ダブルス2-6、第三シングルス6-0の合計ポイント1-4で二回戦敗退となりました。

 秋季大会、公立大会と二つの団体戦を通じて、いくつかの課題が見つかりました。①ボールを引きつけず前で捌くため、スピンがかからずボールがはじき出されてしまう。②重心が高く、ボールを打つとき踏ん張って止まれない。③腕に力が入りすぎ、ヘッドスピードが上がらない...など。走り込みなど下半身の強化も必要かもしれません。漫然と練習するのではなく、それぞれが課題を意識して質の高い練習を心掛けることが大切です。また、今大会起用された2人の1年生(76期)には、出場経験を次年度のチーム構想に活かしてほしいと思います。

 いずれにせよ秋季大会が終わって2か月近くありましたが、練習ができたのはわずか1週間。コロナ禍の厳しい練習環境のなかで、選手たちはベストを尽くしたと思います。(顧問-T)