6月18日の地震発生より3週間になろうとしています。いまなお、避難所での生活が続いておられる方におかれましてはお見舞い申しあげます。また、台風から変わった低気圧と梅雨前線による大雨で、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫等、厳重に警戒が必要な生活を強いられている皆さま、くれぐれも地域の避難情報をもとに、安全第一の対応をよろしくお願いいたします。
6月21日に授業を再開し、2週間が過ぎました。安全確認のため通行ができない場所がたくさんあり、校内での移動が遠回りになったり、余震に備えて常にヘルメットを持参しながら教室移動しなければならなかったりという不便なこともありました。しかし、まだ通行ができない箇所があります。そのような中、子どもたちは授業や活動にしっかりと取り組んでいます。残念ながら実施ができなかった行事や日程変更をした保護者会等ありましたが、徐々に落ち着きを取り戻しつつあります。
回り道をすることで、たくさんの子どもたちが通行するための注意喚起
管理棟事務室横の階段(1F~2F)が使えないため、別の階段は、左側通行にしています
さて、先月26日(火)、27(水)に開催いたしました校舎等の状況説明会には、急なご案内にもかかわらず、約50名の方に参加していただき、現在の校舎の状況をご覧いただきました。18日の発生以降、毎日破損箇所については傷みが進んでいないかを確認するとともに、ブロック塀や破損のひどいところについて、行政や民間の専門家による点検が行われ、ある程度の安全確認はできています。
①管理棟(小学部高学年や中学部の教室のある校舎)西側2Fの渡り廊下の接続部
接続部に使用していた鉄板の半分が、地震後3日めの夕方に落ちてきたため、残りの鉄板も外し、中のがれきを掻き出しました(この周辺は通行禁止区域にしています)。
②管理棟東側階段1Fの天井部(高等部職員室前)
1階踊り場の天井ボードが垂れ下がってきているので、急きょ支持棒を入れました。(現在防火シャッターをおろし進入禁止しています)。先日の調査では、修繕には時間がかかるとのことでした。
③診療棟(保健室)
天井のボードが数枚落下し、その後の経過観察のため使用禁止していましたが、調査により問題がないとの結果が出ましたので、7月3日より使用を再開しました。ただし保健室については近日中に機能を戻します。
④管理棟西側1F渡り廊下通路中央、2~3F外側
1Fの通路のコンクリートが割れ、盛り上がりも見られ、通行注意としています。また、外側の外装も割れていたので、ある程度の掻き落としをしました。