今年も大阪府高等学校美術・工芸展に行ってきました。今年の夏は、日本列島に前線が停滞し、各地に大雨を降らせています。
いつもなら、照り付ける真夏の太陽にじりじりと焼かれながら、「てんしば」を横切って美術館まで歩くのですが、今年は連日の雨で、涼しいくらいです。
もう少し夏らしくてもいいなと思ってしまうのは人間の勝手ですね。
高校展は、8月11日から15日まで美術館の地下展覧会室で行われました。受付で入場カードに記入して検温・手指消毒も行い、もちろんマスク着用の感染症対策が徹底されていました。
おや見覚えのある作品が展示されていますよ。美術・工芸の授業作品ですね。
天王寺高校からも多くの力のこもった作品が出品されています。一部をご紹介しましょう。
絵画部門の作品たち。いい仕事してますねえ。
続いては、デザイン部門の出品です。
時代を反映して、感染症を取り上げた作品が多くありました。「こんなこともあったね。」と振り返る時が早く来ることを願っています。
天高の他にも多くの高校から素晴らしい作品が出展されていて、じっくり見て回れば2時間はたっぷり楽しめます。今年は見逃したという人は、是非、次回の機会を逃さず、同年代の仲間が製作した力作を堪能してみてくださいね。
それでは、第3室で出迎えてくれた巨大文鳥をご紹介して、美術館を後にしましょう。
どうですか。楽しいでしょう。
さて、美術館を出ると、目の前に雨に濡れた通天閣が見えました。こんなに近かったのですね。
そして、「てんしば」から望む「あべのハルカス」。なんと最上階は雲に霞んでいるではないですか。
今週、授業が始まるころには、この雨も収まっているそうです。充実した夏休みの仕上げになるように、皆さん、頑張ってください。
令和3年8月17日 学校長