Z世代 世界を変える 行動する私たち(2)

GL・SSH国内研修2日目です。

天高は、今日から3学年とも授業です。1限は全校集会。体育館に全員が集まることはできませんから、マルチキャストシステムで各教室に映像を配信して集会を行います。

私の挨拶は、東京のホテルからZoomでオンライン配信するという「離れ技」(!)となりました。学校のセッティングは大変だったようです。うまく映像は届いたでしょうか。

さて、9時にホテルを出発して国連大学に向かいます。「表参道」駅で降りて5分ほどで到着です。国連のシンボルマークが壁面にあしらわれた立派な建物です。

感染症対策のため、対面とオンラインのハイブリッドで、国連大学の説明やSDGsについての講義が行われました。国連大学サステイナビリティ高等研究所の所長のご挨拶をいただきましたが、その中で「グローバルな目標について、対話を通してローカルの行動の変容を生む」というプロセスのお話が印象的でした。

地球環境パートナーシッププラザや地域循環共生圏についての講義のあとの質疑応答では、次々と質問が飛び出しました。講師の方々が「鋭い質問をありがとうございます」と舌を巻いておられるほどで、熱い質疑応答は、さながら国連の議論のような対話となり、予定時間を大幅に超えて議論は続いたのでした。わずか2日の研修旅行だったのですが、参加生徒の成長が垣間見えた瞬間でした。

そして、国連大学協力会のご説明のあと、参加生徒の謝辞を終えて、窓の外を見ると、吹雪!?

朝から確かに雪の予報でしたが、まさか、こんな本降りの雪になるとは予想外でした。降りしきる雪の中、玄関で記念の1枚。

コロナ感染の拡大が懸念される中、貴重な時間を割いてくださった国連大学協力会の皆様、本当にありがとうございました。

収まる気配のない雪のなかを再び「表参道」に移動します。このあとは、渋谷に出て昼食。そして、予定の日本科学未来館の見学です。

ところが、雪はいよいよ激しくなり、視界もぼやけるほどです。あっと言う間に2cm、3cmの積雪があたりを覆い、歩道を歩くことも怖くなります。

交通機関の乱れも懸念される状況でしたので、早めに東京駅に向かいました。そのため、日本科学未来館の滞在時間が短くなったのはちょっと残念でした。

幸い、帰路の新幹線は大きな遅れなく、ほぼ予定通りに新大阪に到着しました。

海外研修の代替として実施した国内研修でしたが、企画を担当した先生方の努力と、訪問先のQSTの皆様、国連大学の皆様の献身的なプログラムのおかげで、素晴らしい内容となりました。

これから、参加生徒の皆さんは、研修を振り返り、学んだことをGLHS合同発表会でプレゼンするという課題に取り組みます。仕上がりが楽しみです。頑張ってください。

密度の濃い2日間の研修となりました。皆さん、お疲れ様でした。

令和4年1月6日 学校長