トップページ > 「石川アユ再生フォーラム」 「魚道づくり」 

石川アユ再生活動について

 【2016年のアユ再生の取り組み】
 2月11日の「石川アユ再生フォーラム」に始まりました今年のアユ再生の取り組みですが,4月16日には多くのボランティアのご協力を得て,土のうを積み上げて魚道を完成させることができました。しかし,その後,増水で魚道が流出するというハプニングが発生しました。重量1トンの大型土のうを25個も配して増水対策を施していたのですが,大人の背丈を超すような増水の大きな力には負けてしまいました。
 多くの協力者のご厚意を考えますと,そのまま諦めることができず,4月29日,本校科学部と大阪府富田林土木事務所は,スケールダウンした魚道づくりに再度挑戦いたしました。魚道の完成後も,構造に幾度も改良を加えて結果,翌30日の午後に,魚道をのぼるアユを確認することができました。同日と翌5月1日の合計約40分間に14個体のアユの遡上を確認することができました。
 5月2日に予定されていた上流の井堰の転倒に伴う増水で,魚道は再び破壊されてしまいましたが,4月30日から5月1日の2日間に,ある程度のアユが遡上したと考えられます。流下した土のうは,そのまま放置すると回収し難くなるため,既に回収いたしました。
 この度一定の成果を得ることができましたことは,ひとえにご協力いただきました皆さま方のお陰であり,心より感謝申し上げます。今後も引き続き,石川を中心に南河内の自然再生に取り組んでまいりますので,ご理解とご協力のほどよろしくお願いしたします。 上記の取り組みについて,数点の写真を添えて紹介いたします。なお,5月5日の毎日新聞,5月21日の読売新聞でも紹介されました。


4月16日の魚道づくりには、
100名を超えるボランティアが参加

4月29日,魚道づくりに再挑戦

4月30日,アユが遡上した魚道

5月5日の毎日新聞

5月21日の読売新聞

  「石川アユ再生フォーラム」のポスター・チラシ

  「石川アユ再生フォーラム」プログラム」

  「石川アユ再生フォーラム」は無事終了しました。ご協力ありがとうございました。

 
 

 2月11日(木・祝)に「石川アユ再生フォーラム」を開催しました。このフォーラムは本校、大阪府、よしもとグループが主催し、大和川河川事務所(国交省)、南河内ほわ〜っと流域ネットワークや大和川市民ネットワークなど多くの方々のご協力により開催することができました。また当日も200名を超える方々にご参加いただきました。心より感謝を申し上げます。

  本校のアユ復活運動が、毎日新聞(2016年3月12日 朝刊)に掲載されました。

 科学部では、本校の前を流れる石川に再びアユが遡上してくる事を目標に4年前から活動を続けています。そのために、富田林土木事務所の協力を得てアユの遡上を阻んでいる井堰(水を他に引くため、川水をせきとめたところ)に魚道を設置する取り組みを行っています。昨年は簡易的な魚道を設置しましたが、残念ながら大きな効果を確認することはできませんでした。 そこで今年は、より遡上しやすいと考えられる土のう積み上げ式魚道を4月16日(土)、17日(日)に設置する計画を進めています。この魚道を設置するには、土のうを1000個積む必要があり、多くの方々の助けを必要としています。もちろん、お子様や女性でも手伝っていただける作業もあります。また、見学・応援も大歓迎です。(申し込みは締め切りました。)