第3回道徳教育ワーキング・中河内地区

 平成2610月8日(水)八尾市教育サポートセンターにて、第3回道徳教育ワーキングを開催しました。

 今回は、「模擬授業及び模擬討議会」を実施し、校内研究の手法を学び、自校での道徳教育の推進にいかすことを目的としました。

 はじめに、小・中学校それぞれのグループで各校の取組の交流を行いました。どのグループでも、前回の指導案検討以降の変更点や進捗状況、公開授業の予定など、積極的に意見交流が行われました。

 次に、「効果的な討議会を行うために」というテーマで講義を行い、「効果的な討議会」として次の2点を確認しました。

 ・研究授業は共通の視点で参観すること。そして、その視点をもとに討議を行っていくことで討議の中身を濃いものにしていくということ。

 ・討議会は授業者だけでなく、参加者全員の学びの場であり、学校全体として課題について具体策を検討・共有し、その後にいかしていくということ。

 講義の後、小・中学校別のグループに分かれ、小学校グループでは、八尾市立高美南小学校による模擬授業(資料名「その思いを受けついで」)、中学校グループでは、東大阪市立柏田中学校による模擬授業(資料名「埋み火」)が行われました。

 模擬討議会では、「中心発問により、子どもたちの多様な意見や思いを引き出すことができたか」「子どもの発言に対する教師の受け止めや問い返しにより、子どもたちの考えを深めることができたか」の2点に絞って意見交換が行われました。「授業参観シート」を使用するとともに、参観の視点についての各自の意見を付箋に書いて意見を整理しながら交流を進めました。

 最後に、小・中学校それぞれのグループで出た意見を交流するため、全体交流の場を持ちました。限られた時間の中でしたが、どの場面でも、積極的な意見交流が行われていました。実際に模擬授業と模擬討議会をすることで、具体的な校内研修のイメージを持つことができ、自校での実践へのてがかりとなったのではないかと思います。

 いよいよ次回は最終回となります。今年度の取組の内容・成果・課題について、情報交換・意見交流を中心に行います。これまでの各校での取組やワーキングでの学びを振り返り、次年度につなげていきたいと思います。

 

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