豊能地区授業改善校内研究ワーキング・中間報告会

 8月29日(金)、豊能地区校内研究ワーキング中間報告会を開催しました。

 まずは、池田市立北豊島中学校区から報告がありました。生活のリズムを定着させるために「チャイムで学習を始めること」「男女生徒が机をつけて座ること」を示し、全校で取り組むとともに、授業ではグループ学習を取り入れ、すべての生徒が学びに参加できる場づくりを心掛けてきた経緯について紹介がありました。また、自校で校内研究をしっかり組織化することに加えて、校区の2小学校を含めた合同の授業研究会も継続して行い、何時でも誰でも参観することができる授業のオープン化を進めてきたことや、そのことによって、学び合い、深め合う教師チームとしての自覚の高まりが認められてきたこと、また、これらの取組の結果として、全国学力・学習状況調査では、年を追って改善が進んでいるという報告がありました。

 次に、各校の校内研究についての情報交換を行いました。参加校が4グループに分かれて各校の校内研究の進め方や進捗状況についての資料を示し合い、40分間情報を交換する話し合いを行いました。校内研究の推進を始めたばかりの年度当初と比べ、いままでの途中経過や目指す子ども像、チームとして研究を進める意義について等、各グループで話に熱がこもり、予定を10分延長した話し合いとなりました。各グループで話し合われたことは代表者がまとめ、報告しました。具体的には、校内研究に向けての共通理解、研究授業の持ち方、授業のUD化、子どもの実態把握、授業研究会の進め方、観察シートの活用、先進校の学校視察について等、多様な内容がありました。

 その後、府教育センターから、平成26年度版の全国学力・学習状況調査の分析ツールの紹介や目標に準拠した評価をいかした授業づくりについての話がありました。目標に準拠した評価の意義や観点別学習状況評価と授業改善との関係について、改めて確認しました。また、「思考・判断・表現」の観点について、どのような方法と切り口で児童生徒を見取るのか、参加者はそれぞれが考えたことをシートに書き、互いの考えを交流しました。最後に、指導と評価の計画についてふれ、時期・規準・方法を意識して単元計画を立てることで授業改善が一層進むことを確認しました。

 最後に、当日の研修を振り返り、校内研究担当者として2学期以降の研究を推進するため行動計画や決意等を記し、参加者間で輪読して交流しました。

 次回のワーキングは、1月23日(金)の予定です。

 

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