防災避難訓練実施

 本日5月12日6限に防災避難訓練を実施しました。今回は地震を想定した取り組みです。グラウンドに避難する予定が、状態がよくないため体育館に避難することになり、想定していた以上に時間がかかってしまいました。東大阪市の消防署から来ていただいた4名の消防署員が避難訓練を観察され、講評をいただきました。消火器の使用説明では寸劇も入れての説明で、使用方法や注意点について大変わかりやすかったと思います。

 さて、校長としての講評は次の2点です。

1点目

 今回の訓練は、「防災避難訓練ではなく、体育館への移動訓練になってしまった」ということです。グラウンド状態がわるく、やむなく体育館への移動となりましたが、入り口は一つしかなく集合までに相当な時間を要しました。実際の地震が起こった場合は、もっと大変でしょう。そして、肝心なのは「自分の命は自分で守る」ということです。これは東日本大震災の第一の教訓です。地震はどこで、いつ起こるかわかりません。そのときに自分の命をどうやったら守れるのかを自分で判断する力をつけてほしい。地震には、想定された避難経路はないと思って行動しなければなりません。安全を見極める力が必要です。

2点目

 安全が確認されたら、「避難活動のリーダーになってほしい」ということ。おそらく、布施高校には地域のお年寄り、小さなお子さん、家族が避難に来るでしょう。そのときに、若くて体力も知力もある君たちが、災害弱者を支えるリーダーとして活躍してほしいと、伝えました。さらに、今熊本の高校生は、まさに避難所でそういう働きをしています。報道でそのような場面をみると「胸が熱く」なると伝えました。

以上、まだまだ課題の多い本日の防災避難訓練でした。