10月20日 保護者進路説明会を開催!

 10月20日(土)、午前中は2年生、午後は1年生の保護者向け進路説明会が開催されました。両学年とも視聴覚教室は、ほぼ満杯状態でした。私が布施高校に赴任して一番多い参加だと思います。

 2年生は、河合塾の担当者より大学入試全般の話がありました。特に73期生は、センター入試の最後の学年であるため、今までの受験動向と変わる可能性があります。さらに、今春の入試で大きく影響した私立大学への私学助成に関する文科省の動きにより、合学者がかなり絞られるという事態になっています。この状況は今後も続くと予想されますので、この2年生の入試は「かなり手堅くなる傾向がある」ということが、現在予想されています。「先輩が・・・」とか、「近所のお兄さん、お姉さんが・・・」という過去の入試結果が役に立たない状況が予想されます。このようなときに大事なのは、早めのスタートです。北海道地震の影響で修学旅行が延期になっていますが、関関同立近(最近は、このように近畿大学も入れた呼ばれ方がされるようになっています)、国公立をめざす生徒は、この時期から受験モードに切り替え、修学旅行終了後は、すぐさま「受験生になる」ことが求められます。ご家庭でも「今までの受験状況とは違う」という認識をもたれることが肝要と思います。

 1年生は、大学入学共通テストに切り替わります。国語・数学で記述式問題が導入されることや、答えが複数あるとか、解が無いとかの問題も出題されると言われています。そして、英語の民間検定の導入です。これについては、東京大学が消極的な対応をしたことで、今後さらに見通しがつきにくくなってきました。しかし、だからといって、このような入試の改革の流れが、元に戻るということは考えにくい状況です。つまり、単に記述式が導入されるとか、解答が複数あるとかの問題ではなく、この入試改革により、生徒に求める力が変わったという認識を持つことが大事なのです。英語教育についても中高と6年間英語を習った生徒が、どれだけ英語を使いこなせているかと言えば、アジアの若者達と比較しても格段の差があるのが現実です。英語を4技能でマスターするという流れは間違っていません。

 私が保護者に伝えたいのは、大学入試が「何がどう変わるか」ということよりも「なぜ変わるのか」という点です。この点については、私がさまざまな研究会やセミナーに参加して学んできたことを校長通信を通じて、お知らせしたいと思います。校長通信発行時は、メールマガジンによりお知らせいたしますので、お子様に声を掛けていただき、一読していただければ幸いです。