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ステキな夢を持っている奴は、いじめなんかせいへんねん!

 タイトルの言葉、10月25日の人権講演会で素晴しいパフォーマンスととても印象に残るお話をしていただいたちゃんへんさんのオモニの言葉です。

 これがどんなときにオモニの口から出たかという事を説明します。ちゃんへんさんがまだ小学生の頃、朝鮮人であることを理由に凄まじいいじめにあっていたとき、そのいじめが教師の知るところとなりました。いじめた上級生が校長室に呼ばれ、校長先生がそのいじめた生徒を説教しているときに、突然オモニが校長室に入ってきて、ちゃんへんさんに向かって、「あんた、いじめられたんか?しゃーないわ。この学校には、いじめ以上にオモロイことなんかないからな!いじめなんかなくならん!」と言います。校長先生のいる前での発言ですから、校長先生とも言い合いになりました。でも、オモニは、言いたいことを言って、校長室を出て行きます。そのときにいった言葉が、この言葉です。

 いやー、ちょっと鳥肌が立つほど感動しました。教師が説教するときにいろいろなことを生徒に言いますが、これほど端的にいじめの問題の本質を突いた言葉は無いと思います。私自身の教育力の無さを痛感しました。「ステキな夢」を学校が子どもたちに見せてあげているか、持たせてあげているか、そして育ててあげているか。高校段階になると、その「ステキな夢」を実現するために、具体的な人生の送り方を考えるときですが、小学校段階は、ステキな夢を持つことがとても大事です。

 ちゃんへんさんのオモニ!最高です!