DX加速化推進事業に係る公開研究授業を行いました

 本日6時間めに、昨年度よりDX加速化推進事業で整備中の食堂で、2年2組の「コミュニケーション英語Ⅱ」の授業が公開研究授業として行われ、本校教員のほか、他校の先生や出版社、教育産業等たくさんの方が来られました。担当者は永井先生、日頃からICTを大いに活用され、AIアバターと会話する等、新たな授業づくりに不断の努力をされています。

 本校では、国の整備事業であるDX加速化推進事業に参画し、食堂スペースに最新のICT機器を導入してニューラインを利用した様々な学びができるようにと、昨年度から環境整備を進めています。フレキシブルな利活用ができるようにテーブルや椅子を可動式で軽いものに一新して空調設備も整え112名が座って学べるようにしました。そして、85インチの大型電子黒板33インチの可動式モニター4台、高性能のマイクやスピーカーやカメラなどを揃えて、さまざまな授業のほか、国際交流、地域連携、PTA活動、同窓会活動、進学講習、今宮教養講座など、多目的に利用できる空間にしました。

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 生徒にとって、高いICT利活用能力と優れた英語運用能力を備えることは、次代をしなやかにたくましく未来社会を創る人財として必要だと思います。また、それらは、健やかで心豊かに生きる邪魔にはならないでしょう。

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 また、学校では情報の授業で学んだ知識や技能が橋渡しとなって、英語や数学、現代文や古典、地歴公民や理科、保健体育や家庭科、芸術など他の教科・科目を結びつけ、総合的に物事を捉えて考え、発信するような学びができればいいなと思います。総合学科である今宮高校がめざすひとつのテーマになり得ると感じています。今回の研究授業は、ICTを活用した次代の英語教育への扉を開ける事例として十分に成立していると感じました。

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 また、この授業では、近隣のエール学園に通学する留学生17名が来校し、生徒と一緒に混ざって学んでいます。また、後半ではフィリピンで英語を教えられているネイティブの先生と繋がり、対話する場面もありました。本校の生徒達が、常時国際色豊かな環境の中で英語を学習できることはとても有意義だと感じました。

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 リスニングやスピーキングの力をつけるための正しい発音練習や、Kahootという学習用ゲームを使ったクイズを使って英語脳を鍛え、ペアリーディングで学習している正しい発音でのリーディングを行い、さらには、海外オンラインチームティーチングでは、ネイティブの先生の英語をしっかり聞き、その質問を理解し、大きな声で伝わるように答える場面が多く設けられていました。

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 最後に参加生徒全員で記念写真を撮りました。50分の必修の授業で、これだけの盛りだくさんの内容ができることに感心しました。幼少のころからこんな時間を毎日持つことができれば、きっと高校生になる頃には十分に英語が使える人になっているように思いました。エール学園の皆さん有難うございました。

 終了後、参加してくださった先生方が集まって研究協議を行いました。そこで、様々な感想や意見をいただきました。そこで見えてきた課題もありますが、今回のICTを駆使した英語の授業スタイルは、見学された先生方にとっては真新しく感じられたようです。

 「学校で生きた英語を学ばせたい。生徒に将来ビジネスであってもプライベートであっても気後れすることのない英語力を身に着けてもらいたい。」

 その強い思いで新しい英語の授業の在り方を研究し、実践してチャレンジし続けられている先生をまのあたりにしました。そういえば、今宮高校は総合学科に改編した30年前から当時の教員が自発的に集まって「授業を考える会」をつくり、日々、互いの授業を見学して、「めざす授業」について話し合い研究し続けていました。当時、大阪教育大学の教授も入って「授業を考える学校を創る」という本を出版したこともありました。その熱量は相当なものでした。

 今宮高校を離れて10年経って戻ってきたら、「授業について考えるやつ」という名のClassroomがあり、若い先生方が授業について自由に意見を出し合い考える場がありました。授業にかける熱はミャクミャクとこの学び舎の中で引き継がれていることに感動しました。

 生徒にとって、毎日6時間、7時間と「拘束」される授業は、高校生活を左右する最も重要な「肝」の時間です。生徒が連続して受ける授業の一コマ一コマが、少なくとも生徒が「拘束」と感じる時間にならないことが重要です。生徒にとって、授業によって自らの成長を実感し、それを楽しめるような授業づくりに日々取り組んでられる先生方に頭が下がります。

 永井先生、参加いただきました皆様、無償で参加してくださっているフィリピンの先生、公開研究授業の準備や運営に携われた先生方、有難うございました。