今日の午前中は府教育庁高等学校課の高木参事が学校訪問で本校にお越しくださいました。9時半に随行の方と来校され、さっそく2限目にたくさんの授業を見学してくださいました。私も今年で校長を務めて10年、毎年教育庁の方の学校訪問をお受けしていますが、こんなに多くの授業を見学してくださったのは今回が初めてです。
授業見学後には校内の施設をご覧いただいたり、旧知の先生方にご挨拶いただいたりしました。また、最後に校長室でいろいろとお話させていただきましたが、さすが北野高校ですね。あまりに話題が豊富で、予定時間を1時間以上オーバーしてしまい、教頭先生がお声をかけてくださらなければ午後の授業見学をすっ飛ばしてしまうところでした。(笑)
高木参事、今日はありがとうございました。本当はまだまだご覧いただきたいところやお話ししたいこともあったのですが、それは次回のお楽しみということでお願いいたします。今後とも北野高校へのご支援のほど、よろしくお願いいたします。
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で、4限開始に少し遅れて3年生の日本史演習の授業を見学に行きました。今日取り組んでいたのは200字程度の大学入試の論述問題です。最初に新聞のコラム欄を読んでの文章修業があり、私も久しぶりに「天声人語」を読みました。気候に男女の恋愛を織り込んだ「起承転結」のお手本のような文章で、さすが入試問題によく取り上げられるだけのことはあるなと感心しました。論述は大阪大学の入試問題にグループごとに取り組んでいました。まず生徒同士で批評を加え、最後に不足している点や不要な部分がどこなのか、どうしてそうなるのかについて先生が解説されることで、解答がブラッシュアップされて解答が完成していく。今日の授業でその過程を見せていただくことができました。