なかなかに厳しい暑さの中、千里ライフサイエンスセンターにて開催された『令和7年度 大阪府立高等学校PTA 第1ブロック協議会』に、北野高校からは役員4名とPTA担当の総務部主任・浜本先生の計5名で出席いたしました。
当日は第1ブロックに所属する16校から約70名が参加されていました。
まず第1部では、会計収支報告や幹事校の輪番についての確認が行われました。
来年度、令和8年度は北野高校が第1ブロックの幹事校となります。代表して、「令和8年度は北野高校がこの協議会の運営を担います」とご挨拶させていただきました。
なお、北野高校が次に幹事校となるのは、おそらく令和24年度になる見込みです。
続いて行われた第2部では、各校が日頃のPTA活動について紹介しました。
北野高校PTAは、昨年に続きオリジナルTシャツを着用し、特に、オリジナルTシャツの制作と着用しての活動、クリーンピック活動、防災安全に関する取り組み、新入生保護者への「メッセージ」作成について活動をご紹介しました。
他校では、広報誌の発行、文化祭での模擬店出店、オリジナルタオルの作成、観劇会や大学キャンパスツアーの企画など、学校ごとの特色を生かした多彩な活動が紹介されていました。
いずれのPTAも本校同様、「やれる人がやれる時にやれることを」「無理なく楽しく」活動することを心がけていらっしゃるようでした。
第3部では、LGBTQ講演家・中尾勇守(なかおゆうま)氏による講演が行われました。
LGBTQの方々は、人口の約3〜10%程度存在するとされており、これはAB型や左利きの割合と同程度。つまり、私たちのすぐそばにいらっしゃる存在であるというお話から始まりました。
特に印象的だった内容は以下の点です。
「彼氏いるの?」「彼女できた?」など、性別を前提とした質問は、今や避けるべき言葉になりつつあること。
「らしさ」の押しつけは、知らず知らずのうちに暴力的になってしまう可能性があるということ。
「自分らしさ」は一人で完結するものではなく、周囲の肯定的な環境が支えるものであるということ。
中尾氏が語られた、「自分らしく生きた結果、社会的に"男性的"に見えているだけ」という言葉はとても印象に残りました。
カミングアウトされたときの対応や、LGBTQと向き合う際にまず必要な心構えについても具体的にお話しいただき、非常に学びの多い時間となりました。
今回、会議への参加を通じて、PTA活動の広がりや多様な価値観への理解の大切さをあらためて実感しました。