2/15 クリーンピック

 三寒四温の中で訪れた暖かな週末、青空の下で今年度最後のクリーンピックを開催することができました。

 3年生は急な寒さと霜で縮こまってしまったガーデンシクラメンが気になり、先月に引き続き花壇と図書館の森を手入れしました。

 図書館の森名物(?)カラスの落とし物である、ハンガーやガラス片などは季節が違うせいかあまり見つからず、落葉に埋もれた地面からスクスクと伸びている花ニラの葉に、この花が咲く頃、私たちはここをお掃除することはできないのかと、少し感傷的になってしまいました。とはいえ、やはりお話しの花はあちこちで咲き、中心となるのはやはり受験。共通テストが終わり、二次試験を控えている子どもたちを見守る母の会話でした。

 花壇ではガーデンシクラメンやパンジーの傷んだ部分は切り取り、こんなに寒いにもかかわらず、元気に生えてしまう植えていないはずの草たちを、かわいそうと思いつつ、でも、一生懸命植えた子に栄養がいきますようにと、そっと抜いていきました。先週の急な寒さはガーデンシクラメンにはかなり酷だったようです。どうか、来週の寒波に負けず、大きくなってくれますように。

それでは、各チームからの報告です。

高校生門〜高松建設までの淀川通り沿い
「高松建設方面の報告です。

(ゴミ拾い中の写真を撮り損ねてすみません)

今日は寒さも幾分和らぎ、お天気も良く、高松建設方面へ向かう皆さんの足取りも軽く、和気藹々とした雰囲気でした。

今日のクリーンピックは、一年生保護者さん16人、二年生保護者さん25人、三年生保護者さん9人と、50人もの方が寒い中、参加してくださいました。その中でも大勢の2年生グループで高松建設方面へ向かい、ゴミ拾いをしておりましたので、外国からの観光客の方々が珍しそうにカメラで撮影していらっしゃいました。」

学校外周組

「学校外周組は、左右に分かれてクリーンピックに出発しました。

 左回り組は、まずは少し足を延ばし、歩道橋のごみ拾いを行いました。橋脚とガードレールの狭いスペースには、多くのごみが落ちていました。金網の中には投げ込まれた空き缶やペットボトルがあります。金網の隙間にごみ拾いトングを差し込み、リレー方式で空き缶を拾い上げる作戦を試しましたが、うまくゆかず断念。なんとか空き缶はつぶして下の隙間から拾い上げました。妙な達成感がありました。

 外周へ戻り、地域猫の餌場となっている角へ進みます。プルーンのように茶色くなっている銀杏がたくさん落ちています。今日は、餌やり用のお皿はない、かな、あ、直置きされている・・のを発見しました。なかなかご理解いただけないようです。

 空き缶、たばこの吸い殻、紙屑、ビニールなどなど拾い進めます。テニスボールや野球ボールも回収しました。途中、ひなたぼっこをしていらっしゃったご高齢の方に、「何のボランティア?」とお声がけを受けました。ご近所の方とお見受けしましたが、北野高校PTAが清掃活動を行なっているとはご存じではない様子でした。こからも続けていかなくては、と気持ちを新たにしたところです。

 3年生にとっては最後のクリーンピック。外周を歩きながら、あとは卒業式だけ、もうここをこんなにゆっくり歩くことはないだろうと感慨深い様子でした。さまざまな北野高校での思い出や受験のことなどのお話を伺うことができました。

クリーンピック後は今年度も2回開催することができた、防災井安全点検のご報告です。教室やロッカーを点検し、気になった項目などをご報告いたしました。今年で2年目の防災安全点検ですが、どの程度であればチェックするのかという基準を決めることや、点検項目の更新も今後の課題として浮かんできました。子どもたちが安心安全に学校生活を送れるよう、進化していく防災安全点検。これからも、みなさまにご協力いただければ嬉しいです。

防災というと出てくるのが、有事の際、学校から家まで歩くということ。多方面から通っている北野高校生にとって、この経験を学校でまとまって行うことは大変難しいですが、中継地点や、落ち合う場所、どこまでなら歩けるのかなど、ご家族間でもぜひ、話し合ってみてください。