平成30年度 1学期始業式式辞

 皆さん、お早うございます。幸い大きな事故もなく、ここにこうして新年度を迎えることができたことを、まずうれしく思います。

 さあ、いよいよ新年度です。私は昨年度の終業式で、私の辛い経験を交えながら、新年度気持ちを引き締めて学校生活に臨んで欲しいと言いました。気持ちを新たにして、全力で学校生活に臨んで下さい。

 まず、昨年度のよかったことをまず、あなた方に伝えます。それは遅刻が大幅に減ったことです。これはとてつもなく大切なことです。後で言いますが、社会的な自立の基礎基本は、時間厳守です。

 次に、昨年度と同じことを言います。新入生が心から慕える「あこがれの先輩」になって下さい。

新3年生のみなさん、あなた方には、それができる力があります。昨年の修学旅行であなた方はそれを証明しました。まずは体育祭や部活動で下級生を引っ張って下さい。金剛高校の最終学年の先輩として、自分たちの底力を発揮してください。

新2年生のみなさん、昨年度の今頃、新入生の頃の期待と不安で胸がいっぱいだった頃をよくよく思い出し、新3年生と新入生の懸け橋となって下さい。この懸け橋役は、非常に難しい。時には板ばさみになって悩むこともあるかもしれません。しかし、あなた方にはできる力があります。現に明日の新入生オリエンテーションのピア・サポーターに多くの新2年生が自主的に参加しようとしています。新3年生がリーダーシップを発揮できるかは、新2年生の力にかかっています。期待しています。

さて、みなさん、新年度に当たって、ここで明確にしておきたいことがあります。金剛高校での高校生活を通じて、あなた方に身につけて欲しい力です。それは、

主体的に学び、社会的自立に向けて行動する力

自分とは違った他者を理解し、協力し合う力

地域社会の一員として、社会に貢献し、よりよい社会をめざす力

 今後、この社会は、大きく変化します。その変化を生き抜くために必要とされる力は、この3つの力です。

 あなた方は、この金剛高校に在籍している時から、今後社会で必要とされる力を身につけるよう、努力して欲しい。

繰り返します。キーワードは「主体性」「多様性」「社会性」てす。

この3つの力を授業や行事、部活動、その他のあらゆる活動を通して身につけようと意識して下さい。

断言します。その力があなた方の将来、進路を切り拓く力となるのです。

最後に、この1年が、あなた方一人ひとりにとって、生涯忘れることのできない、内容の濃い充実したものとなるよう、心の底から願い、新年度の言葉とします。

                   

                 平成30年4月9日 大阪府立金剛高等学校 校長 上本 雅也

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