みなさん、おはようございます。
今年は、コロナ感染防止及び熱中症予防のため、体育館での３学年そろっての式はできませんので、放送でみなさんへのメッセージを送ります。視覚的な情報は一切ありません。
聴覚に意識を集中させて下さい。もし、視覚が邪魔で集中できないようでしたら、目を瞑ってもかまいません。みなさん一人ひとりの心に届くよう、心をこめてゆっくり話します。
まずは、今日のこの日を無事に迎えることができたこと。このことを限りなくうれしく思います。
ここにこうして終業式を迎えることができた自分を自分で褒めてください。
「よくやったね。」「よく頑張ったよ。」「しんどい日、苦しい日もあったけれど、よく耐えたよね。」、他にいろいろな言葉があるでしょう。時間を取るので今から心の中で、自分に対する褒め言葉を唱えて下さい。
次に、ここにこうして終業式を迎えるにあたって、あなたを支えてくれた人に感謝の言葉を贈って下さい。「ありがとう。」「挫けそうだったけど、あなたのあの言葉で頑張れたよ」
「あなたのあの時の態度で救われたよ」「あなたのいつもの笑顔に助けられたよ」、他にもいろんな言葉があるでしょう。心の中で感謝の言葉を唱えて下さい。
それほど困難な状況をあなた方は、生き、乗り越えてきたのです。
自分自身をねぎらい、周りの人たちに感謝しても、し過ぎることはありません。
私からはみなさんに二つお願いがあります。
一つ目は、心と体を休めることです。明日から短い夏休みです。部活動や進路実現のこともありますが、まずは心と体を休めて下さい。きっと心や体に疲れがたまっているはずです。次に備えるためにも、十分な休養を取ること。これが一つ目のお願いです。
二つ目は安全の確保です。これはお願いというより命令に近いと思ってくれてもいい。コロナ感染や熱中症はもちろんのこと、危険な場所への立ち入り、危険な行動は決してとらないこと。
みなさん一人ひとりの命は、皆さんだけのものではありません。私をはじめ金剛高校の全員があなたのことを大切に思っていることを決して忘れないで下さい。
特にコロナ感染について言えば、自分自身の安全のためだけではなく、身近な大切な人、周りの人々、特に高齢者や病気に罹っている人の命を守るためだということを肝に銘じて下さい。その人たちの命を守るためにも、手洗い、うがい、マスクの着用など感染予防を心掛けてください。
繰り返します。お願いは二つ。休養と安全の確保です。
みなさんの一学期の頑張りを褒めたたえるとともに、８月１７日に全員が元気に学校に登校できることを祈って、私からのメッセージとします。
８月７日
校長 上本 雅也