第2回学校協議会報告

平成29年度 大阪府立箕面支援学校 第2回「学校協議会」報告書

日 時

平成29年11月27日(月) 10:00~11:30(本校校長室にて)

出席者

協議会委員

職名等

学校事務局

校務分掌等

藤江 康彦

東京大学大学院教育学研究科

教職開発コース 准教授

大角 正弘

校長

岡本 民江

吹田市立こども発達支援センター

わかたけ園 園長

田口 登志子

教頭

阿久根 賢一

社会福祉法人「福祥福祉会」理事長

平井 晋也

教頭

西村 金吾

本校第7代校長

青木 正文

事務長

渡邉 千鶴

平成26年度本校PTA会長

藤嶋 耕治

首席(小学部付き)、

事務局長

西森 勢記

首席(中学部付き)

(欠席者)

稲野 早苗

首席(高等部付き)

高等部主事

中島 淳

大阪府池田子ども家庭センター

主査

植野 耕司

首席(高等部付き)

川村 朋子

小学部主事

福山 大吾

中学部主事

記録

総務部

おもな

テーマ

「学校経営計画の進捗状況について」

協議内容

の概略

1.学校長挨拶

2.学校経営計画の進捗状況(重点目標および新規取組みについて)

3.平成30年度使用教科書採択について

4.事務局より諸連絡学校長挨拶

協議内容

質疑応答

提言等

協議内容

質疑応答

提言等

≪学校経営計画の進捗状況について≫

<事務局A>

・『どこでもカフェプロジェクト』のこれまでの教育活動について

授業の様子, ロゴマークの募集, カフェ新聞, 共同学習の様子, ロゴマークコンテスト等の様子をスライドで写真を用いて報告した。

<事務局B>

・『人権出前授業』について

箕面市立中小学校での人権講演会, 箕面市立豊川北小学校での学校紹介の様子をスライドで写真を用いて報告した。

→児童からは本校のことをもっと知りたい、行ってみたいという感想が得られた。

<事務局C>

・『ゆめ水族園』について

事前学習の様子, 地域の中学校との交流の様子, 会場の様子, 本校児童生徒作品, ゆめ水族園内の様子をスライドで写真を用いて報告した。

<学校長より>

・「4  安心で安全な学校づくり

(4) 医療的ケアを必要とする児童生徒の安全確保を推進する」について

看護師人員の確保の状況, 阪大医学部との連携の強化, 看護学生の実習・見学の受け入れ、について報告した。また、高3修学旅行時に保護者の付き添いがなかったことを例に、保護者の負担軽減と生徒の社会性涵養の面から、人工呼吸器等の高度な医療的ケアを必要とする児童生徒の保護者付き添いについて減らしていく方向性について言及した。

<委員A>

・『ゆめ水族園』の取組みが良かった。

・医ケアについて、団魂の世代の大量退職に伴い、在宅ケアが必要な時代にあってパイロット的な存在として役割を果たしてほしい。

<学校長>

・何年か後には、訪問看護師が児童生徒の登校時や登校後にも付き添えるようになっていくのではないか。そうした世の中の流れに合わせて取り組んでいきたい。

<委員B>

・児童生徒が体験し、経験が重視されている取組みが良い。児童生徒自身が参加できる取組みはやはり大切。児童生徒はどこに向かってプロジェクトが動いているか分かっているか?視覚的に示してはどうか。

・医療的ケアについては、進路先との協議を重ねていくことが大切。

<学校長>

・学校における医療的ケアへの対応については、自治体によって温度差・格差が大きい。教員の実施については大きな負担となっていることもあるので考えていく必要がある。

<委員A>

児童生徒それぞれに個別の配慮が必要なのだから、医ケアに限らず専門の役割を持った職員がいても良い。

<学校長>

保護者の中には、教員以外の人間が関わることを好まない方もいる。課題が大きい問題だと思う。

<委員C>

・普段から小さいスケールで良いので「ゆめ水族園」と同様の取組みを続けて欲しい。

・バスに乗れない児童生徒は増えているのか。

<学校長>

障がいが重度化しているので、おそらく数は増えている。看護師も通学バスには同乗出来ないため、重度の児童生徒が乗車するのは難しい。下校については放課後等デイサービスを利用している児童生徒がどんどん増えている。

<事務局D>

人工呼吸器をつけている児童生徒や高度な医療的ケアが必要となる児童生徒の通学バス乗車は難しい。そうした児童生徒は保護者や移動支援サービスの車で通学している。通学手段が確保できずに訪問籍となる児童生徒もいる。この間、通学バスに乗ることによるリスク(長時間の乗車、感染症対策等)は理解されてきているように思う。

<委員D>

わかたけ園でも感染症のリスクが高い子どもさんを受け入れており、箕面支援学校の医ケアの取組みについて聞いて、色々と考えさせられた。配慮が必要な子どもが増えている中で、保護者だけに負担を強いてはいけないと感じている。

<委員E>

・地域の学校との交流や、どこでもカフェプロジェクト、ゆめ水族園の取組みに将来どんな展望をもっているか。

・カフェのロゴマークが決まっていく中で児童生徒からはどのような反響があるか。

<事務局A>

「将来カフェの店員になりたい」という声があった。高3生は直接関われないが、ロゴマークを自分が考えて役割を果たしたいという思いがあるようだ。将来の就労について考える機会になって欲しいと思っている。

水族園は規模が小さくてもできるので、「どこでもシアター」というような試みをしても面白いかもしれない。

<事務局C>

出前授業で相手校の児童たちは、社会との関わりの中での多様性よりも、学校紹介に興味を持っているように感じられた。

<委員E>

カフェプロジェクトでは「ごっこ遊び」で終わるのではなく、将来について考えるキャリア教育の一つにして欲しい。児童生徒自身が振り返りを行うことで学びの質は高まる。

出前授業等で、学校のことを外部に発信していくことは大切。

≪平成30年度使用教科書採択について≫

<事務局A>

高等部は非常に少ないが、それぞれの授業で生徒に合わせて教材を利用していく。

≪事務局より≫

次回、第3回学校協議会は2月5日(月)13:30~15:00の開催予定。

内容は①学校教育自己診断の結果報告、②次年度の学校経営計画についてを中心に。