令和2年度 大阪府立箕面支援学校 第1回「学校運営協議会」報告書
日 時 |
令和2年7月3日(金) 10:00~11:00(本校校長室にて) |
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出席者 |
協議会委員 |
職名等 |
学校事務局 |
校務分掌等 |
山本 智子 |
皇學館大学 教育学部 准教授 |
早野 眞美 |
校長 |
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阿久根 賢一 |
社会福祉法人 福祥福祉会 理事長 |
岡野 淳 |
教頭 |
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千馬 外代美 |
本校後援会 会長 |
稲野 早苗 |
教頭 |
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髙田 浩行 |
宝塚市社会福祉協議会 総合相談支援課長 兼 障害者自立生活支援センター長 |
古川 義文 |
事務長 |
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中尾 貴子 |
本校保護者(PTA会長) |
藤嶋 耕治 |
首席(高等部付) 事務局長 |
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植野 耕司 |
首席(小学部付) |
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宮脇 敦子 |
首席(中学部付) 保健主事 |
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欠席者 |
岡田 美智子 |
吹田市立こども発達支援センター わかたけ園 園長 |
李 容司 |
首席 |
下野 広文 |
小学部主事 |
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米良 知之 |
中学部主事 |
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北村 直樹 |
高等部主事 |
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おもな テーマ |
「令和2年度 学校経営計画について」 |
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協議内容 の概略 |
1.学校長挨拶 2.自己紹介(委員、教職員) 3.学校運営協議会について(実施要綱の確認) 4.本年度会長および副会長の選出(→会長、副会長より挨拶) 5.学校概要の説明 6.協議事項 ・令和2年度 学校経営計画について 7.事務局より諸連絡 学校長挨拶 ※今回は「新型コロナウイルス対策」として時間短縮した形で実施。 ※会終了後に可能な方のみ校内見学。 |
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協議内容 質疑応答 ・ 提言等 |
【開会、校長挨拶】 今年度は新委員にお二人をお迎えし、昨年度に引き続いて学校運営に様々なご意見を頂ければ幸いである。今年度は、「新型コロナウイルス」感染症対応に関わって、学びと感染症予防との両立という新たな課題に向き合っていきたい。 【学校運営協議会について】 「本校学校運営協議会実施要項」の確認。 【本年度会長、副会長選出】 会長:山本 智子委員、 副会長:阿久根 賢一委員が選出。 <山本委員より一言> 今年度もよろしくお願いいたします。これまで肢体不自由児教育に携わってきたので、お役に立てればと思い、委員を引き受けさせていただいている。昨年度からの感想として、箕面支援学校は非常にタイムリーに動いている学校だと感じている。今回の「新型コロナウイルス」対応でも様々な対応に苦慮されていると思うが、よろしくお願いしたい。 <阿久根委員より一言> 私共の法人でも様々な業所を運営しており、最近では、箕面市の児童発達支援・放課後等デイ事業所についても傘下に入り、発展的に運営しているところである。箕面支援学校との関わりも長くなった。今年度も、この場で様々なことを学ばせていただき、学校から社会に出るところでの繋がりをいかにスムーズにできるかをテーマに取り組んでいきたい。よろしくお願いいたします。 【学校概要と学校経営計画について校長より説明】 ※詳細は学校HP参照。 1.「一人ひとりの教育的ニーズを踏まえた教育活動の推進」に関して 2.「支援教育に関する高い専門性と授業力の向上」に関して 3.「保護者や地域に信頼される開かれた学校づくり」に関して 4.「安全で安心な学校づくり」に関して 【質疑・応答】 <委員A> 大人の数が多く、組織が大きくなると、教職員間の連携が難しくなるのだろうと感じている。この間、「新型コロナウイルス」に関わって、学校からの配布書類が増え、きょうだい児の学校から配布される書類も含めると、紙だらけで書類の整理がとても大変だと感じている。学校から出す情報をできるだけ整理して、可視化していただき、また、日常的にも活用できるようなものにしていく必要があるのではないかと感じている。学校として、受け手の立場に立った情報発信方法をさらに工夫していってほしい。 <校長> ご指摘の通り。学校としてもより良い方法を工夫していきたい。 <委員B> 「校内支援の充実」に関わって、地域の関係機関や心理士の活用とあるが、具体的にはどのような形で活用しているのか。 <事務局A> 臨床心理士は、府から年間6時間(1回あたり2時間)の割り当てがあり、保護者や学校で様々なケースについて相談をしている。毎回3名程度のケースを相談している。その他にも、保健室と連携して学校医(精神科医・小児神経科医等)に相談して対応する場合もある。 <委員B> 「システマチックな看護師体制確立」、「医療的ケアコーディネーター」について具体的に教えていただきたい。 <事務局B> 「医療的ケア担当首席」が中心となって、常勤看護師と非常勤看護師との役割分担調整等を担っている。常勤看護師3名と非常勤看護師11名で、1日当たり9~10名の看護師巡回体制をとり、保健室とも連携しながら医ケア業務にあたっている。また、看護師(医療)と教員(教育)との連携、現場の教職員が入れ替わっていく中にあっても、「安定的に安心安全な医療的ケア実施体制と教育活動の充実を図っていくのか」という課題等に、医ケア部等の部署とも連携しながら取り組んでいる。 <委員C> 「授業力の向上」に関わって、特定の教員の力量(職人技)のみに頼らない組織的な教育活動が大切だと感じている。教員の個性を存分に発揮し、それを共有できる研修体制を維持していってほしい。 今回の「新型コロナウイルス」に関わって、支援が必要な家庭への対応があれば、どのような流れで実施しているのか教えていただきたい。 <事務局A> 担任の気付き等から「家庭支援窓口担当首席」に情報集約したうえで対応に当たっている。この間もケース会議を2件実施した。相談支援事業所とのつなぎ、福祉との連携強化等を進めている。必要によって、家庭や児童生徒情報を関係機関と情報共有する場も設けている。市町村から情報提供があるケースもある。 <委員C> 進路に関する取り組みで工夫されていることがあれば教えていただきたい。 <事務局C> 今年度は、例年行っていた、日中活動事業所・相談支援事業所との情報交換会や夏季施設見学会等が中止となったため、施設側からの情報提供があった場合には必ず保護者に希望等を確認して調整している。個別の進路懇談も2年生の早めに実施している。また、就労の観点で、対象の生徒向けに昼休みに進路指導の時間を設けて取り組んでいる。今回の臨時休業期間中、高等部3年生の保護者については、進路懇談を実施した。 <委員D> 高等部概要にある「自己有用感を育てる」という目標に向けて取り組んでいることがあれば教えていただきたい。 <事務局C> それまでの教育段階で培ってきた力を土台にして、高等部段階では、特に、発信力(自分の気持ちを相手にどのように伝えるか)を培っていくことを大切にしている。 <委員D> 昨今、福祉の分野では「スマートホーム」、「スマート介護」等が叫ばれている。IoTの活用、DX(デジタルトランスフォーメーション、デジタル変革)等、「働き方改革」の観点も含めて、今後、学校としての見通しがあれば教えていただきたい。 <校長> 今回のコロナ禍で、府としても国の「GIGAスクール構想」を前倒しして実施していく方向である。ただ、「オンライン授業」等の環境整備は、まだまだ不十分な状況である。今回の臨時休業期間中、箕面支援学校として何ができるかを考え、学校と家庭とを繋ぐことを目的として、YouTube『みのおしえんチャンネル』での情報発信を行った。双方向でのオンライン授業はまだ実施できないが、この機をチャンスととらえて前向きに取り組んでいきたい。また、「働き方改革」の観点では、教職員間の連絡方法の工夫(PC上で連絡掲示板活用)や、会議の縮小化(配布資料のデジタル化、ペーパーレス化)等を進めている。 <委員D> コロナ後の生活スタイルへの変容は大きくなることが予想され、学校に求められる対応も変わっていくだろう。単に「デジタル化」と言っても、「これまでの形(アナログ)のデジタル化」と、もう一つは「これまでなかった形のデジタル化」とがある。それらを踏まえて、学校として何ができるかを時代に沿って考えていく必要があるだろう。 <委員E> 中期的目標「教育的ニーズを踏まえた教育活動の推進」、「専門性と授業力の向上」に関わって、これから求められる「教員の専門性」とは何かを考えた時に、子どもたちに関わる人々と連携していく中で、見つけ出し、創り出していくことが大切だと考えている。新学習指導要領にある「主体的、対話的で深い学び」が大切だと言われているが、「主体的な学び」⇔教員の「動機付け」、「対話的な学び」⇔教員の「応答力」、「深い学び」⇔教員の「サポート力」、それぞれを深めていくという観点が重要である。そのことをしっかりと認識したうえで、教員のスキルアップの取り組みを進めていってほしい。 【開会、校長挨拶】 今回は時間短縮にご協力いただきありがとうございました。その他にお聞きになりたいことがございましたら、後ほどご質問いただければと思います。最後にカフェを体験してください。 【事務局より】 第2回、第3回の日程についてご確認ください。本日はありがとうございました。 |