体育祭  拍手喝采  笑顔満載

6月3日(土)朝からさわやかな風が吹き、気温もそれほど高くないスポーツ日和。予行では真夏のような気温と蒸し暑さで熱中症を心配しましたが、当日は絶好の天候に恵まれ、教職員一同心から喜びました。

開校初年度は1学年だけで始めた体育祭も、3年目となる今年度、初めて3学年が揃い、たくさんの来賓や保護者、家族の皆さんを迎え、活気あふれる体育祭となりました。皆さん、あたたかいご声援をありがとうございました。

1年生は、入学から2カ月。各クラスでは生徒同士や担任の先生との関係ができつつあり、一人ひとりが高校生の様子になってきたなと感じさせます。次は、同じ学年の友だちや上級生について知り、気の合う人や目標とする先輩を見つけてほしい。体育祭でクラスごとに上級生と縦割りで活動したことが、そのきっかけになるといいと思います。縦割りクラスの先輩を大きな声で応援する姿を見て、学校の一員になってきたなと思いました。

2年生は、応援団長をはじめ実行委員会や各係でも中心になって活動しました。下級生をリードし、上級生に気を配りながら協力してよく動いていました。先月、二週間の現場実習をやりぬき、今は次なる9月の実習に向け、自分のできていること・得意なことと、これからの課題について考えている時期かと思います。体育祭でも活動を通じて、友だちとの交流の中で自分をみつめる機会があったのではないでしょうか。

3年生にとっては、生徒40人ほどから始めた体育祭も3回目。これまでの経験から、全体の流れをつかみ、出場する競技や演技だけではなく係の仕事にも責任を持ち、すすんで取り組んでいました。様々な場面で"最後の体育祭"と意識して、何度でもがんばる、最後までがんばる3年生の姿に感動しました。100人を超える生徒や先生方とやりぬいた体育祭の喜びを胸に、次は、いよいよ進路につながる現場実習です。

体育祭の間、本部から見ていると、運動場から客席にいる家族や先生などをみつけて手を振ったり、目線を合わせてにこっとしたりする生徒の様子がありました。予行よりも本番はより張り切って力を発揮した理由はここにあったのでしょう。

閉会式で生徒の活躍をふりかえりながら、改めて3学年揃った充実感が胸にあふれました。ここから新たなスタート、「なにわのパワー」を多くの人の中で、多くの人と共に、より大きくふくらませていきたい。これからの一人ひとりの活躍にわくわくしています。