光の春 輝く
昨年のうちからブログに書きたい話題が次々ありながら手がつかず新しい年を迎え、2月になってしまいました。
大寒の前後から大雪や寒波の影響により全国で生活に支障が出るほど厳しい気候が続きます。大阪でも気温が氷点下になるなど油断をすると体調を崩してしまいそうです。
そのような中、先週から1・2年生は現場実習に行っています。初めての職場で緊張することと併せ、朝起きる時や通勤途上では寒さに気持ちがめげそうになるかもしれません。それでもくじけずにやりぬいてほしい。寒い季節こそ強い意志を持って!
暦では節分、立春となりますが、まだまだ寒さが続き「春が近づいたな」と感じるほど気温が上がるのはもう少し先になりそうです。2月のこの時期を「光の春」というように、真冬に比べれば日が長くなり差し込んでくる光の明るさが増しています。「気温の春」までもうひとふんばりです。
光の春に輝く生徒の様子を紹介します。
アジアユースパラ 金メダル 知事・教育長表敬訪問
前回お知らせした3年生の髙木 紗知さんが12月10日からUAE(アラブ首長国連邦)の首都ドバイで行われた『2017アジアユースパラ大会 水泳競技』に日本代表として出場し、見事100m背泳ぎで自己ベストの記録を出して金メダル!ほかに混合400mリレーでも金、200m個人メドレーで銅メダルを獲得するという素晴らしい成績を収めました。
さっそく校内で報告会を開き、レースや表彰式の様子をビデオで見た後、髙木さんからメダルやマスコット人形など大会関連グッズの紹介があり、出場した感想を聞きました。「初めて国際大会に出て外国の選手は皆、体が大きいなと思いました。一番うれしかったことは自己ベストで泳ぐことができたことです。もっと練習してもっと強くなりたいと思います。」としっかり次を見据えた言葉でした。常に前向きな姿勢を学校全体の励みにしたいと思います。
また、先月23日には髙木さんと大阪府公館に知事と教育長を表敬訪問しました。今回は、たまがわ高等支援学校の卒業生で、昨年11月にイタリアで開催されたINAS(国際知的障がいスポーツ連盟)バスケットボール世界選手権に日本代表として出場しベストプレーヤー賞を獲得した坂本 龍哉さんも一緒でした。松井知事と向井教育長から「2020年の東京パラリンピックの日本代表にも選ばれるよう、ぜひこれからもがんばってください。」との激励の言葉をもらいました。
「世界」を経験した二人の若きアスリートの今後の活躍が楽しみです。

サッカー部全国大会出場に皆さんの寄附が
サッカー部が大阪代表として臨んだ11月の関西予選で準優勝し、優勝したたまがわ高等支援学校とともに17日・18日に静岡県藤枝市で行われる第3回全国知的障害特別支援学校高等部サッカー選手権大会に関西代表として出場します。創部3年目の快挙!!全校あげての喜びではありますが大会に出場するための遠征費とこれまで借用してきたユニフォームを新調する資金が必要になり、校内で検討した結果、寄附を募ることにしました。
地域の皆さんや難波支援学校と本校の両校保護者の皆さんなどに支援をお願いしたところ、人から人への輪が広がり、たくさんの方々から予想を上回るあたたかいお気持ちを頂戴することができ、金銭面の心配なく全国大会に行けることになりました。同時に「なにわにはどんな子がいてんの?普段の授業はどんな感じ?」など、これまで本校の様子を知る機会がなかった方にも関心を持ってもらうことができたことも大きな喜びとなりました。皆さん、ありがとうございました。
がんばれ!サッカー部。地域をあげて皆さんが応援してくれている。大会でベストを!!