12/18(水)グローバル教育研修旅行3日目

9:00に2台のバスに分かれて、ホテルを出発。

水の中を歩いて小さな船に乗り、その後大きな船2隻に分かれて乗り込み、パンダノン島に向かいました。

船の上では、ユースメンバーのI Love Cebuのダンス披露。生徒たちも見よう見まねで踊りました。

ユースメンバーとゲームをしたりおしゃべりしながら過ごして1時間半ほどでパンダノン島に到着。

11:30 パンダノン島上陸。子どもたちがたくさん桟橋に来て笑顔で迎えてくれてました。

2021年の台風で1番被害を受けたそうです。90%以上が漁で生計を立てていて、船が命綱。船も流れ、建物も被害があったそうです。狭い路地、小さな家のような建物がひしめき合って建っている。島の一角は小さい子どもたち、その家族で溢れていました。雨水を濾して飲み水にすることもあるそうです。離島スラムの現状を知りました。

島の反対側には、きれいな砂浜が広がりマリンスポーツができる場所があります。入島料が高いのに、1ペソ(3円弱)も島民には入らないどころか、島民は立ち入り禁止ビーチだそうです。一生この島で過ごす人もいる、NPO法人go shareの立ち上げスタッフの方もこちらで生まれ育ちました。

このパンダノン島ではスラム内の小学校を訪問。笑顔いっぱいのたくさんの子どもたちに囲まれて、生徒たちは手遊びや腕相撲などをして交流しました。その後、スラムの中を子どもたちと一緒にゴミを拾いながら歩きました。小道にはガラスの破片など危ないものがたくさん落ちていましたが、そこを裸足で歩く子もいました。憧れの外国から来たお兄さんお姉さんがゴミを拾う姿を見て、島の子どもたちも自分たちの島をきれいにしたいと思えるようにとのNPO団体go share代表のせいこさんの思いを教えていただき、生徒たちは楽くゴミを拾う姿を子どもたちに見せながらクリーンアップのボランティア活動を終えました。

帰る際には、子どもたちは桟橋でずっとずっとさよならと手を振ってくれました。

13:10 島の反対側の観光地区のビーチへ。

豚の丸焼きのレチョンバモイ、カニ、マンゴー、バナナを素敵なビーチで食べました。

その後、ビーチバレー、シュノーケル、カヤック、ビーチフラッグ、貝拾いなど、それぞれ楽しみました。

同じ島なのに、観光地域と生活地域で、貧富の差が大きすぎて、色々考えさせられる1日でした。

16:00 パンダノン島出発。

帰りの船では疲れて寝ている生徒も多かったですか、元気にユースメンバーと遊んでる子もいました。

18:00 マクタン島に戻ってきてビーチサイドのレストランでピザの夜ご飯です。

ホテルに戻り、今日のミーティングをしました。

◎生徒の感想◎

異国から来た平和ボケしてる私たちが離島に入って、現地の方々に不信感を持たれてもおかしくないのに、とんでもない温かさで歓迎してくれて本当に嬉しかった。本当に良い人ばかりだった。新しい出会いが沢山あってこのプログラムに参加して本当に良かったと思ったし、私たちだけじゃなくて、何か離島の人達にもいい影響があったら嬉しいなと思う。

色々思うことはあります。自分について、寝屋川高校の皆について、フィリピンの人について、フィリピンの状態について。でも、1つ言えることは、フィリピンの人たちの明るく積極的な様子、あれはフィリピンの人たちの大きな武器だと思っていて、日本人ってみんなシャイなところがあるけど、フィリピンの人たちは明るく、どんどん自分を出していける。それを知ってる先生や活動してる人達がいるからこそ、成り立っているプロジェクトで、人の良いところを見る、そんな簡単なことができたら、この世界はもっと変わるだろうなと思いました。



せいこさん(NPO代表者)のお話を聞いていて、とても心にくるものがありました。中でも、みんなのことを愛しているのに、平等にお世話してあげられないという内容から、発展途上国の厳しい現実が本当に伝わってきました。





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