今日は孤児院とスモーキーマウンテン訪問の日です。
9:40 ホテルを出発しました。
Albert Schweitzer孤児院に到着し、NPO法人go share代表のせいこさんに話を聞かせていただきながら孤児院内を見学しました。男女で部屋が分かれているようで、女の子たちはピンク、男の子たちは緑の部屋でした。子どもたちの部屋の中も案内していただいたり、子どもたちみんなで歌を歌ってくれたりしました。孤児院の建物はきれいで、寮母さんの愛情に溢れていて子どもたちもみんな笑顔でした。
◎生徒の感想◎
・ねやこうより綺麗で驚いた。すごく愛に溢れたところだと思った。協調、助け合いの精神がフィリピンと日本で似ていると孤児院の人が言っていて、つながっているところは一つだけじゃないんだなぁ、と胸があったかくなった。親がいないだけじゃない。親がいても孤児院に来なきゃいけない子がいる。人としての生き方を教えているというのが、同じ人間だからとても素敵だと思った。ちょうど現地のボランティアの人たちが来ていて、こういうふうに、自分たちで助け合っているのだなと知ることができた。
・寮のお母さんの温かさとかを見て心がほっこりした。みんなのこと考えてて感動した。
・子どもたちのリアルをみれたという点ではとても良かったが、自分たちは見るだけ見て現地の方に何も還元できなかったのが心残りだった。
ランチタイムです。海が一望できる最高のロケーションで炒飯やシニガンスープ、ビーフン、カンクン、ポークベリーを食べました。
午後は、スモーキーマウンテンへ。
ここは、ゴミ山が広がっています。空気も悪く汚染もあり残念ながら降り立つ事はできませんでしたが、車内からゴミの山が続く一体を視察しました。車内からは子どもたちの姿も見え、手を振ると笑顔で手を振り返してくれました。バイクに屋根がついた乗り物の上で眠っている大人も見えました。
お話によると、ここは日本がゴミの埋立地を造ったけれども、すぐにゴミでいっぱいになり、その後もこの場所にゴミが廃棄され続けている場所とのことです。この付近に住む子どもたちはゴミの中から売れそうなものを拾い売りに行ったり、マクドナルドなどの残飯を持ち帰り、家で調理を通して食事にするそうです。また、注射器などの医療廃棄物もあったり、雨が降るとゴミ山から流れ出る汚水が道路にたまり、悪臭がひどいようです。車でも立ち入ると1週間は匂いが落ちないので、バスのレンタルが難しかったとのお話もありました。ここの子どもたちはこの汚水の横を歩いて移動しています。今日は雨の後で、曇っていましたが、晴れた日にはゴミが発火し、煙が上がるため、スモーキーマウンテンと呼ばれています。
◎生徒の感想◎
・その場所は、ゴミが落ちているのではなく山になっていて、しかもそのゴミは医療廃棄物なども混ざったとても危険なゴミで、汚水が水たまりのようにあるのではなくまるで川のようになっていて、全てが想像いじょうだった。実際に見ないと感じれないことだと思った。
・SeaMonkey(ユースメンバー)の人が仰っていた「以前訪れた人があまりの臭さに吐いてしまった。注射器などの医療廃棄物も落ちていて危険だ。」という話がとても印象に残っている。車の外からスモーキーマウンテン付近で暮らしている子供たちに手を振ってもらったのが忘れられない。
・スモーキーマウンテン、本当に見る限りずっとゴミです。シーモンキースタッフが言っていましたが本当にどんなゴミでもここに捨てればいいやーみたいな感じでスモーキーマウンテンにゴミを放り込むので注射器が転がってたりするそうです。またスモーキーマウンテンという名前でポップにしていますが本当に蓋を開けたら悲惨な状態で、、、。前日に雨が降っていたので道が氾濫していたのですがその水も何を含んでいるのか分からないくらい危険らしいです。ですがその地域で暮らしている人達もいると知って私って、日本って、すごく恵まれているなーと実感させられます。
・スモーキーマウンテンだと、マニラが有名だけど、セブにもあるんだと、初めて知った。ここで暮らしている人もいるんだから、すべてのゴミを綺麗にしてしまうのは、本当にその人達のためになるのか、その人達が働いて、スモーキーマウンテンにいかなくても生活できるようになってからごみを片していくのが良いんじゃないかなど、深く考えることができた。なんで、ここまでひどくなっているのか、実際に見ないとわからないこと、感じとれないことがたくさんあるのだと、もっと頑張らないとなと思った。街の方からの飲食店のゴミを食べたり、山のようになったゴミの中から売れる物を探して暮らしている人がいる。文章で見るだけじゃ、わからないことがたくさん見れた。
スモーキーマウンテン視察後、現地自助NGO団体との交流でした。スモーキーマウンテンで生まれ育ち状況を変えたいと思っている現地の人たちが作った団体です。ここでは、伝統料理を見せていただいたり、音楽やダンスをしたり、グループに分かれゲームをしたりとても楽しい交流になりました。ダンスは、現地のダンス鑑賞、I Love Cebuを一緒に踊ったりソーラン節も披露。皆、I Love Cebuもソーラン節も磨きがかかって上手になっていました。
◎生徒の感想◎
・現地での遊びを教えてもらって、その中には日本で全く見たことがないような遊びだったり、逆に日本とほとんど似たような遊びもあったりしてとても新鮮だった。
・フィリピンの食文化をよく知れた。お互いにダンスを踊ったりして、一番楽しかったかも知れない。現地の遊びを教えてくれて、いっしょにあそんで、とても楽しかった。厳しい生活の中でも笑顔で、自分よりも人生を楽しんでいるような感じがして、とても尊敬する。
夕食はトップオブセブという夜景のきれいなレストランで。セブシティが一望できるレストランでパスタなどをいただきました。
ホテルに戻り、ミーティングをして解散。
※私は今日はその他対応等があり参加できなかったので、生徒たちから聞いた情報で書いています