本日5月17日(金)から中間考査が始まりました。
定期考査は高校生にとっての一大イベントだと思いますが、今回の考査が持つ意味は各学年で少し異なるかもしれません。
1年生にとっては初めての定期考査。その意味では「高校での学び」を行うことができているかどうかを確認することが大切です。
中学と比べて質も量も大きく変化する高校での学びにおいては、試験直前に暗記するだけでは太刀打ちできません。
また、よしんば試験を乗り切ることができても、試験までに行った勉強を大学入試に向けた「身につく知識」とすることはできません。
今回の試験を通じて、
・十分な勉強時間を確保することができたか
・テスト直前になったときに、日々の授業の積み残しは多くなかったか
・計画を立てて勉強することはできたか
といったことを確認し、次からの行動に生かすことが重要です。
1年生は、わからないままでもまずは行動しましょう。
その結果として、点数が取れた取れなかったはあるかもしれませんが、その結果自体は「失敗」ではありません。
その結果を次に生かせばいいだけなのですから。何度も挑戦し、その度に軌道修正する、その姿勢を1年生は大切にしてほしいと思います。
とにもかくにも今回の考査で反省点がある人は、まずは授業の質を上げましょう!
2年生にとっては畷高で1年間様々なことを経験した上での最初の定期考査です。
その意味では「1年生で経験した学びの意味」をわかっているかどうかが大切です。
1年間で酸いも甘いもある程度は経験したことと思います。2年生になって文理選択も経て、学びの深度も進度も増したことと思います。「今までと同じ」ではうまくいかないことも出てきます。
1年生で実感した「学びの質と量」を振り返りつつ、少しでも良いので+αを加えましょう。
30分でも10分でも、机の前に座る時間(勉強する時間ではなく)を増やすことから始めても大丈夫です。
昨日+1%でも継続すれば大きな成長と変わります。是非、チャレンジしてください。
先輩になった78期の皆さんには、1年生が思わず憧れてしまうような「かっこいい」先輩になって欲しいと思います。
そして3年生にとっては、高校生活最後の1年間を支える定期考査が始まったことを意味します。
3年生では国語・英語・一部の数学などの科目では、すでに受験で必要な単元は学習済みだと思います。
その意味では毎回の定期考査は一種の模擬試験です。
私が担当するクラスでは授業で学習内容の説明をしつつも、「この内容は3年生であれば初見であっても解答できて欲しい」と伝えることがあります。
すでに一度学習はしているので、自分の定着度を測る良い機会として活用してください。
そして定期考査で分かった「抜け漏れ」は必ず復習しておいてください。ここでの取り組みが今後の自分を助けます!
と同時に、理科や地歴公民では受験範囲でもある新出の知識や概念をどんどん学んでいくことにもなります。
定期考査のためだけに勉強するのではなく、定期考査を活用して、なるべく一つ一つの知識や概念を定着させることができるように工夫して勉強をしてください。
(私は歴史科目は考査ごとにまとめノートを作成していました。受験直前期にも見直しで活用できたので良かったです。自分で言語化すると記憶が整理されるのでおススメです。時間配分だけ注意してください。えてして時間をかけすぎてしまいます。)
それぞれの人にとってそれぞれの意味を持つのが定期考査です。どうか前のめりに楽しんでください。
※私が担当する科目は週明けからですので3年生の皆さんは高得点を取ってくれることを期待しています。
進路指導主事:浅田