12/12(木)第1学年・第2学年 進路HR

12月12日(木)に、1年生と2年生で進路HRが行われました。



2年生では「~志望校合格に向けて「いま」やるべきこと~」というテーマでベネッセコーポレーションの方をお招きして講演会を実施しました。

現在の大学入試を取り巻く状況では、3年生になってから受験勉強を本格化させても、志望校合格はなかなか難しい状況です。

だからこそ2年生の今の時期にどれだけ来年の今を見据えて学習に取り組めるかが非常に重要になってきます。

78期生は2年生になってからは、行事や修学旅行、探究活動などに対して意欲的に取り組み、バイタリティ溢れる様子を見せてくれました。

今回の講演会で学んだ内容を自分なりに生かして、その力や思いを大学受験に向けて発揮していってほしいと思います。

今回の講演会の中で印象に残ったメッセージをいくつか以下に書き留めます。


・大学受験を意識した学びを高2の2学期から始めるか、高2の3学期から始めるかで結果は大きく変わる。

・学力が伸びたと実感できるまでには数か月、長ければ5か月以上かかる。

・共通テストは教科書内容から出題され、入試問題は出題割合の50%が基礎に関わる部分。

・現役合格に届かなかった先輩が考える失敗の理由は「苦手科目をそのままにしておいたこと」

・2年生の冬で国数英の完成度を上げることが重要(だからこそ今動き出す)

・志望校は変えない。高い志望を保ち続けた先輩は第一志望に合格している。

・学習は質×量。どちらか一方ではなく、どちらも必要。

・3年生の夏以降に受験勉強に長時間取り組めた先輩は部活がある今も平日2時間以上勉強している。


結局のところ大学受験において重要なことは「自律」することだと思います。

難度も範囲も高校受験とは比べ物にならないので、自分で考え自分を律することが求められます。

2年生の皆さんにはこの冬に少しまとまった勉強時間を確保し、自らの伸ばしどころをしっかりと伸ばしておいてほしいと思います。


1年生では11月模試の結果を返却し、振り返りと冬期期間の学習計画を立てていきました。

よく言われるのが「7月模試は中学までの学びの成果、11月模試で測られるのは高校での学びの成果」ということです。

今回の模試で思うように得点できなかった人は、ここを「気づき」のきっかけとできるかどうかが大切です。

高校での学びは案外「やってるつもり」になりがち。

2年生で学習は質×量と書きましたが、「正しい努力の方法」を知ることも大切です。

高校での学習において、全てを丸暗記することは恐らく不可能でしょう。

どのように学習を進めるべきかは学年の教科担当の先生からも常日頃伝えられていると思うので、この機会に勉強方法を見直してみてください。

もちろん今回の模試で成績が上がっていた人は、とても素晴らしいことです。この調子で努力を続けてください。

1年生2学期の目標は「学習習慣の定着」でした。この模試の振り返りをもって、ある程度は完成するはずです。

そして次の3学期の目標は「基礎基本の徹底・定着」

これは「知っている・わかる・する」から「できる」への変化を意味します。

この変化は次元が一つ異なるくらいのジャンプアップがあると思ってください。

ただ、この1年生で基礎基本が定着すれば、今後の学習において非常に大きな助けとなります。

恒産なくして恒心なしといいますが、学習においては「恒学なくして恒実なし」です。

たゆまぬ努力を続けられる人がやっぱり素敵だと思います。


1年生も2年生も今受験に向かって突き進んでいる先輩の姿を見ながら、自分自身の学びを進めていってほしいと思います。