8月26日(月)から29日(木)にかけて、2024年度の京阪神研修を実施しました。
京阪神研修は、京都大学・大阪大学・神戸大学で活躍されている畷高卒の先生方や、学生の方々に協力いただいて実施しています。
先輩のなかには、この研修を通じて「大学」への憧れを持ち、見事に進路実現を果たされた方も数多くいます。
今年度は京都大学(工学部・薬学部・医学部人間健康科学科)、大阪大学(工学部)、神戸大学(法学部・理学部)で実施させていただき、延べ約300名の生徒が参加してくれました。
残念ながら神戸大学(農学部・経営学部)に関しては台風の影響で中止になってしまいましたが、現在何か別の形で農学や経営学に触れる機会を作れないかと計画中です。
今回参加できなかった生徒の皆さんは、是非次の機会も積極的に活用してほしいと思います。
本研修の特徴は、各大学学部学科に少人数で訪問できること、畷高の先輩という身近な人にモデルケースとなってもらえることが挙げられます。
大阪大学(工学部)では今年度は133名もの生徒が当時参加していましたが、25もの研究室にご協力いただいて少人数での訪問が実現しています。
また、各大学での講義は現時点では簡単には理解できないような高度な内容を扱うこともあります。
参加した生徒の皆さんの感想にも「とても難しかった」という表現が散見されますが、
「でも興味が持てた」「いつか理解できるように勉強を頑張りたい」という表現が続くことに頼もしさも覚えます。
「わからない」は決して悪いことではありません。
むしろ「わからないからこそ楽しい」は人間存在の本質だと思います。
参加した皆さんは、今回の訪問を通して様々な「わかった」にも「わからない」にも出会えたことと思います。
そのどちらも大切にして自らの進路選択に生かしてほしいと思います。
今後もなるべく多様な経験機会を提供したいと思っていますので、是非積極的に参加してください。