全国物理コンテスト銅賞!

 今日も秋とは思えない高い気温の一日となりました。一日の温度差がこたえます。

 

 日射しの差し込む渡り廊下に修学旅行のスナップ写真が2年生への申し込み用に掲示されています。皆、いい表情をして写っています。休み時間は、2年生がどれを注文しようか、楽しそうに選んでいました。いい思い出ですね。

 2時間目に物理の授業にお邪魔しました。運動量の保存と反発係数の授業です。大阪サイエンスデイの発表にあったテーマです。生徒はお互いに話し合いながら問題に取り組んでいます。理論と計算に取り組んでから、授業の終わりに実際の動きを台車の衝突や衝突球で確認しました。納得!

 "Newton's cradle"(ニュートンのゆりかご)が英語の名称だそうです。さて、2つの鉄球を衝突させると反対側の鉄球は1つで倍の動きをするでしょうか、2つの鉄球が飛び出すでしょうか。そして、それはなぜでしょう?

 物理学の楽しさがすごく伝わってくる授業でした。野口宇宙飛行士の乗った宇宙船が宇宙ステーションにドッキングするニュースが報じられていましたが、宇宙開発は物理学があるからこそ実現できるのですね。

 放課後、校長室で全国物理コンテストで見事銅賞を獲得した2年生に表彰状とメダルの授与を行いました。本来なら、東京で表彰式があるのですが、コロナ禍のため、校内で私から授与することになりました。リトアニアで行われる国際オリンピック日本代表の座をかけて、これからファイナルステージに進みます。おめでとう、そして頑張ってください!

 今日は北野高校からお客様をお迎えして、物理チャレンジファイナルに向けた勉強会がありました。国際物理オリンピック出場経験のある天高卒業生が講師として駆けつけてくれました。(下の写真右)また、化学実験室に大阪サイエンスデイで天高生が発表した「金属樹」と「ストームグラス」の研究を北野高校の皆さんが聞きに来てくれました。(下の写真左)

 府立高校間でこんな形の科学交流がさらに充実すると素敵ですね。期待しています、未来の研究者たち!

 令和2年11月18日 学校長