授業参観・社会人講演会を実施しました。

今日は土曜日ですが、授業日です。

保護者の方に授業の様子を見ていただく参観日のためです。例年なら1・2年生の保護者の皆様を対象に実施しているのですが、今年はコロナのこともあり、1年生の保護者の皆様に限定させていただきました。2・3時間目に1年保護者進路講演会を開いた後、4・5時間目の授業を見ていただきました。

できるだけ密を避けるため、廊下から見ていただいたり、大教室に移動したり、少人数クラスの教室に入っていただいたりしました。生徒たちはちょっとよそ行きだったかもしれませんが、授業の様子を見ていただいた感想はいかがだったでしょうか。

私は、2時間目に理科の実験授業を見学しました。皆さんは、マイクロピペットという器具をご存知ですか。極めて少量の液体を計量するものです。(これです↓)

理化学の実験で使う本格的な器具です。高校の授業で扱っている学校は珍しいと思います。

1年生の生物の授業です。全員で使い方を学びました。仕上げは2μl(マイクロリットル)の血液(を模した液体)の計量です。お見事!マスターしましたね。

                  (↑チップをつけます。本物ですよ。)

午後は、1年生の社会人講演会。各界で活躍中の16人の天高OB・OGの皆さんが駆けつけてくださいました。体育館で全体会を開き、講師の皆さんの紹介に続いて、代表して3名の方からお話していただきました。今のお仕事の様子や社会人として心がけておられること、高校時代のお話と1年生へのアドバイスをお話されました。とても貴重なお話で、1年生にはこれからの高校生活に向けて大いにヒントになったと思います。こうして卒業生が現役生のために力を尽くしてくださるのが天高の誇る人のつながりです。全体会の後は分野に分かれて分散会が行われました。卒業生の皆さん、ありがとうございました。

 教育実習生からのメッセージ最終です。今日で実習が全て終わりました。

Eさん「私にとっての天高について、自分なりに振り返って考えたところ、「自分の人生にとって大切な人との出会いの場」であったと感じました。天高で出会った友人は、みんなそれぞれ尊敬できるところがあって、思いやりのある"良い奴"ばかりです。天高入学当初、思いやりのかけらも無かった自分に、人を思いやるとはどういうことなのかを友人との関わりの中で学んでいったように思います。
また、天高は、先生方の情熱や教育に対する努力が半端ではないです。当時全く勉強せず好きなことばかりやっていた私を手厚く指導して下さりました。当時は面倒に感じていましたが、卒業後に挫折を味わった際にそういった指導の場面が思い出され、反省と感謝の念が出てきたのを覚えています。こういった天高での友人や先生方との出会いが、在学中はもちろん、卒業後の自分に成長の機会を与えてくださっています。私は卒業から時間が経つほど、天高のことが好きになり、感謝するようになりました。在校生の皆さんには、多忙な天高生活を、周囲の人と深く関わり合いながら送っていってほしいと思います。いつか振り返ったときに大きな財産を手に入れていることに気付く日がきっと来ると思います。」

 実習生の皆さん、メッセージありがとうございました。活躍を期待しています。そして、これからも天高をよろしくお願いします。

 令和2年11月14日 学校長(月曜日は代休です!)