GLHS合同発表会

 2月6日(土)、今年度のGLHS合同発表会がオンラインで開催されました。

(発表要旨集の表紙です。→)

例年は大阪大学に10校の生徒が集まって、大きな会場で行われるのですが、今年はオンラインでの開催となりました。発表はそれぞれの学校などから行います。天高では、総合演習室に2年課題研究の文系班が集合し、オンライン発表のパブリックビューイング会場となりました。発表するグループは化学講義室からの発表です。

Zoomでの発表では、パワーポイントのスライドを使いながら課題研究の発表をします。画面共有というテクニックを使うのですが、発表する生徒たちは見事に使いこなしています。

10校から1本ずつの発表が行われるのですが、どの発表もユニークな着眼点が光ります。研究内容もよく練られていて、大変興味深いものでした。

天高の発表は「プロサバンナ事業の終了に対する考察」。日本のODA事業を深堀りし、その課題を鋭く指摘する考察はとても聞きごたえがありました。発表者の皆さん、お疲れさま。

 それぞれの発表に対しては、大阪大学のお二人の先生から鋭くも温かい質問やコメントをいただきました。最後の講評で、東京からオンライン参加していただいたGLHS評価審議委員の大学の先生が、「今の社会は『問い』が奪われやすい社会になっている。そんななかで、このように課題研究で様々な問いを見つけて深めていくという学びは、これからの社会で主体性を取り戻して社会をよりよくしていくための大切な経験になっている。そして、このように10校の生徒の皆さんが一堂に会して課題研究の発表をするというのは、日本中を探しても大阪にしかないとても貴重な取り組みだと思う。」とおっしゃっておられたのが印象に残りました。

 いつもより縮小した開催になりましたが、オンラインならではの良さも感じられた素晴らしい3時間でした。

令和2年2月8日 学校長