大阪サイエンスデイを開催しました

 10月16日(土)、午前中は1年生の保護者の皆様による授業参観があり、午後は大阪府のSSH関連校による大阪サイエンスデイを開催しました。昨年の大阪サイエンスデイ第一部は、オンラインでの審査と特設サイトによる公開という形式をとりましたが、今年は対面での開催ができました。コロナ禍の第5波こそ去りましたが、油断はできません。1,000人を超える参加者があるこの催しをどのように安全に運営するか知恵を絞っての開催です。

 体育館に122本のポスターが並びますが、発表は前半の部と後半の部に分かれ、半分は教室会場の審査員の先生方の前で、半分はこちらの体育館で行います。体育館はさらに発表を前半と後半に分けて、つまり4分の1がポスターの発表を行い、4分の1はオーディエンスに回ります。一般参加者もオーディエンスで参加しますが、人数制限をしているので、ご覧の通り、会場は密にならない程度に分散できています。13時半に発表スタート。40分後に攻守交代です。

 体育館のポスター発表では、熱心に発表を聞くオーディエンスの皆さんと発表生徒が質疑応答も含め、とても和やかに、また積極的にコミュニケーションをとる姿が印象的でした。知的好奇心にあふれたユニークな課題研究もすばらしいですし、大阪の高校生のコミュニケーション力は確実に伸びてきています。

 教室の発表と審査では、大学の先生と高校の先生による審査チームから鋭い質問と丁寧な指導助言をしていただきました。発表生徒が質問に気後れすることなく応答できているのは大変頼もしかったです。第一部が15時に終了したところで、教室と体育館の発表者が交代します。15時半から第二部がスタートし、17時にすべての発表と審査が終わりました。

 開会式と閉会式は、体育館で行いましたが、マルチキャストシステムで教室会場にも同時配信、教室の生徒も審査委員長、来賓の挨拶を視聴して、令和3年度の大阪サイエンスデイ第一部、ポスターセッションは無事閉幕しました。12月に開催予定の大工大梅田キャンパスでの第二部、オーラル発表で、さらにブラッシュアップした皆さんの研究発表に出会えるのを楽しみしています。

令和3年10月18日 学校長