小学部では新型コロナウィルス感染症流行以来、
見送っていた学校内での「更衣」ですが、学年ごとに工夫しながら徐々に再開しています。
小学部の子どもたちにとって
「着替えをすること」「食べること」「トイレで排泄すること」は、
日常生活を営む上で、どれも欠かすことができない自立活動です。
自分の身の回りのことを自分でできることは、自尊感情を育む上でとても大切です。
「更衣」では、シャツやズボンなどの脱ぎ履きをする着替えの動作そのものだけでなく、
「ボタンやファスナーを扱える」「脱いだ服をたたむ」「寒暖に合わせて衣服を調整する」
「ハンガーなどを使って衣服を整える」「自分のロッカー内で荷物の整理ができる」などなど・・・
「更衣」をとおして、手指の巧緻性や形の認知、調整力など
子どもたちが身につけることのできる力は多岐にわたります。
将来的には、「自分で季節や好みに合わせて衣服を選び、身だしなみを整えオシャレを楽しむ」
ことができるようになると、より素敵ですよね。
そんな風に成長していってほしいなと思います。