教諭からの寄稿

Contributions from teachers

「19期生の思い出」

19期教諭 中島 均

 3年6組の担任をしていた中島です。19期生の皆さん、お元気ですか。君たちの1年次を担任されていた英語科の前田敦子先生のご転勤により、2年次より19期生の担任団に加わりました。2年次は3組の担任をしましたが、最初、君たちの事はまったく「白紙」の状態でした。しかし、4月以降面談をしながら、少しずつ君たちの事を理解することができました。「心の優しい生徒」「寡黙な生徒」「自制心の強い生徒」「目標を持って勉強や部活動を頑張る生徒」「活発な生徒」等さまざまな生徒がいました。
 新学年が始まってすぐにクラスごとにバスで行った「神戸」への「校外学習」がありました。グループごとに山側コースと海側コースに分かれて散策し、最後にメリケンパーク周辺に集合しました。そして、2か月後の6月には修学旅行がありました。北海道でした。2泊3日でしたが、ノーザンホースパーク・アイヌ村見学・小樽散策・ラフティング体験を含む体験学習・ギネス記録にも載っている「洞爺湖での花火観賞」・クラススタンツ(各クラスによるお揃いのトレーナーを着用したダンスパフォーマンス)・一流リゾートホテル宿泊等盛りだくさんの内容でした。特に、ラフティングでは先生も‘ザブン’と入水させてもらって楽しい思い出になりました。この日程で、先生たちは疲れ気味でしたが、若い君たちのほとんどは、充実していたのか「笑顔」が印象的でした。
 9月には、文化祭・体育祭があり、連続した日程でした。当時の「体育祭」は現在の体育祭と違うところがいくつかありました。例えば、開会式には、全員による入場行進があり、国体やオリンピックの開会式のようにクラス全員が一団となって行進しました。また、プログラムの最後は、男女が手をつなぐ「フォークダンス」でした。体育の授業でも「フォークダンス」がありました。その甲斐あって、当日は3曲くらい踊って終わりと思うと、「アンコール!アンコール!」という生徒の声がどこからともなく聞こえてきて、また、踊りが始まりました。
 放課後にはまた、有志による「フォークダンス」もありました。まさに、「青春そのもの」でしたね。先生も高校時代踊った「フォークダンス」を思い出していました。11月にはドッヂボールのクラスマッチがありました。クラスの勝利のために本気になり、ナイスプレーや珍プレーが続出でした。そして、年が明け、1月には、「カルタ大会」があり、寒さを忘れるほど「熱戦」が展開されました。4月には、することすべてが最後となる3年生になりました。「校外学習」は非日常感を味わえるUSJでした。この当時の新アトラクションは「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」でした。乗った生徒はほぼ全員絶叫していました。先生は一時の恐怖を体験できました。さて、進路も確定しなければならない学年ですが、高校最後の「文化祭」「体育祭」はいい思いで作りをしようと一生懸命頑張ったと思います。各クラス趣向を凝らし、それぞれ持てる力を出し切ってくれたように思います。特に、6組は、’伝説’とも言える劇「花より男子」は、観客満員の中、笑いがたくさんあり、構成もすばらしく完成度が高く、全員参加したので、クラスがしっかりまとまっていました。
 最後に、19期生の皆さんの奮闘努力と健康を願っています。