今週は月曜から３年生の授業が、水曜から２年生の授業が始まり、金曜には１年生も登校してきて、三学年が揃いました。そこで、１・２時間めの授業の後に２学期始業式を行いました。月曜も水曜も金曜の朝も放送で、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けての注意を伝えましたが、始業式では以下のような話をしました。
『みなさん、おはようございます。
夏休みはどうでしたか。充電できましたか。一人ひとり違った過ごし方をしたでしょう。それに、間違いも正解もありません。一人ひとりが心と身体を休め、エネルギーを蓄え、「さあ、やるぞ」と前向きになれることが一番大切です。これから長い二学期が始まります。一人ひとりが「よい」スタートを切ってください。
みなさんに、その上で、申し上げます。まずは徹底した感染対策です。今、日本はコロナ禍により、最大のピンチを迎えています。一人ひとりが自分のため、周りの大切な人の命と安全を守るために、マスクの着用など徹底した感染対策をしてください。
ただし、それでも感染する場合があります。それはその人の責任ではありません。誰しもが感染するリスクを持っているからです。感染した場合、自分や周りを責めるのではなく、互いをいたわる心を持って行動してください。
今週初めに始まったパラリンピックに参加するアスリートの言葉です。
「出来ないことを嘆くより、何が出来るかを考えたい」
今、まさにピンチの真っ最中です。ピンチだからこそ、真価が問われるのです。阿武野高校の皆さんは人のために頑張り、誰かを支えることができる生徒さんばかりだと思っています。みなさんには、その力があります。
しんどい時、苦しい時は、周りにあなたを大切に思い寄り添う仲間がいます。また、あなた方の人間的な成長を願い、関わる教職員がいます。あなた方は決して一人ではありません。みんなでこのコロナ禍を乗り越えましょう。』
リアルタイム配信で、私の話す姿を各教室に写しだして、生徒の皆さんに語り掛けました。担任の先生によると、生徒の皆さんはしっかりと話を聞いてくれていたようです。
ただ、残念ながらこの日の午後になって、生徒の陽性が判明しました。本校は今日（２８日）から臨時休業に入りましたが、一刻も早い再開を願って、保健所とやり取りをしています。昨日もすぐに全教職員で再度の消毒作業を行い、いつでも生徒の皆さんを迎え入れる体制は整っています。あとは保健所の連絡を待つばかりですが、感染者激増のために保健所の方も大変な苦労をされています。このブログをお読みの本校関係者の皆様、もうしばらくお待ちください。