学校再開に当たって

 既に生徒の皆さんや保護者の皆さんには、メールマガジンを通じてお知らせしておりますが、本校は8月28日(土)から8月31日(日)の四日間、新型コロナウイルス感染症PCR検査で生徒に陽性が判明したための臨時休業でした。保健所に連絡を取っても、この間の感染者数増加のためか、なかなか連絡がつきませんでした。保健所の皆さんも本当にギリギリの中で対応されていることがよく分かります。本当に今は大変な状況です。府立学校も連日、15校を超える新規の臨時休業が出ており、若い世代に感染が拡がっていることを実感します。

 授業の有る月曜火曜も臨時休業になった関係で、生徒の皆さんにはオンラインで課題を配付させていただきました。しっかり取り組んでくれたでしょうか。もちろん、オンライン環境にない生徒さんには再開後に課題を配布する形で不利にならないよう配慮しています。今回は、生徒の皆さん一人ひとりに端末を配布する準備が間に合わなかったので、こういう形にしました。

 再開に当たっては、これまでも取り組んできましたが、基礎基本の「消毒の徹底」「換気の徹底」「マスクの着用」「密を避ける」をしっかりとやっていきます。生徒の皆さんにもお願いします。その上で、少しでも感染リスクを減らすために、授業を3時間(当初は4時間でした)にして、その後、HRで文化祭準備、お昼には下校という形を当面取らせていただきます。飲食の際に感染リスクが高まることを受けての措置だとご理解ください。

 先日の始業式でも生徒の皆さんに語り掛けましたが、パラリンピックのアスリートの言葉です。「出来ないことを嘆くより、何が出来るかを考えたい」この精神で、今のピンチを乗り越えていけたらと思います。

 そして、陽性になられた皆さん(生徒さんも生徒の保護者の皆さんも)の一刻も早い快復を強く強く願ってやみません。