12月5日(水) 富田林市立第二中学校

平成24125()6時間目、英語科の研究授業および全体討議会を行いました。本年度は「授業第一」を学力向上のテーマとして設定し、生徒の実態に即し、①授業規律の確立、②基礎・基本の充実、③家庭学習という重点目標を設定しました。

生徒の実態として英語を「聞く・音読する」ことに対しては抵抗感が少ないが、英語を「書く」ことや自分の考えを英語で表現することが苦手な傾向が見られます。そこで班活動を取り入れることで、まわりの生徒と共に考え、英語を使い表現することができるのでないかと考えました。また班で交流することで、コミュニケーション能力を高め、互いに協力し合う姿勢を身につけることを目標として今回の研究授業のテーマを設定しました。

授業は英語で書かれた物語の概要をとらえ、登場人物の心情を読みとることを本時の目標としました。本時のめあてを「英語で文章を書く」と設定し、班活動で本文のあらすじをつくり内容を英語で発表しました。授業は教員と生徒とのやり取りのなかで深められ、全員が課題に積極的に取り組みました。また発表の前に自分の発表の部分のリハーサルをするなど、班で協力する姿がありました。

全体討議に当たっては、「班活動が授業のめあてを達成できたか」という観点を事前に提示しました。各班45名で若手の教員を班長に設定し、各自授業を参観し、今後とり入れたいこと、提案したいことを付箋に記入した上で班で出し合い、その後全体で交流するという形で行いました。この授業を通じて生徒の実態にせまる提案や、授業者と生徒の間で築かれた信頼関係などについて、職員全体で共有されました。