5月19日に午後1時30分から約3時間、今年度から布施高校で導入するクエストエデュケーションに関する教職員対象の研修を行いました。クエストとは、「探究する」ということです。このクエストエデュケーションは、10年以上も前から取り組まれています。VOCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の頭文字)と呼ばれるこの時代は、正解を求めるのではなく、最適解を求める力が必要です。そのためには、何が問題か、どのように解決するかという問題発見・解決能力とともに、人と仕事が出来るチーム力、新しい価値を見出す創造力が求められます。そんな力を養うのがこのクエストエデュケーションです。
さて、今回の研修は、1年間の取り組みを短時間で教職員にも体験してもらおうという事を目的しています。クエストエデュケーションの真骨頂は、実際にある企業から新しい価値を生み出すミッションを与えられ、それをチームで取り組み、プレゼンテーションするという流れになります。今回私たちが体験したのは、昨年度企業から与えられたミッションです。
昨年度のミッションの共通テーマは「人間の本気を見せようじゃないか!」です。そして今回私たちが取り組んだ企業は、クレディセゾン・大和ハウス・テレビ東京です。
それぞれの企業のミッションは次の通り。
クレディセゾン:新しい信用のカタチを活用した社会を元気にする最先端サービスを提案せよ!
大和ハウス:超高齢社会に夢のある未来を創り出す型破りな土地活用サービスを提案せよ!
テレビ東京:メディア新世紀を切り拓け!人の心が動くテレ東らしいプロジェクトを提案せよ!
これが昨年度高校生が取り組んだミッションの一部です。大人でも難しいですよね。というか、大人だから難しいのかもしれません。常識にとらわれず、新たな価値を生み出すこのプロジェクト。先生方も悪戦苦闘しながら、かつ楽しんで取り組んだ3時間でした。