片付けも終わり、夕方全校生徒が体育館に集まっての閉会式。これで今年の創造祭は終わりました。去年は、創造祭の様子を写真でいっぱい紹介したのですが、今年は、オープニングだけです。というのも、私は今年の創造祭にテーマを決めていました。それは
「劇を観よう」
ということです。だから、ずっと体育館にいて、劇を観ていました。写真が無くて申し訳ないです。
文化祭で、クラスで劇に取り組むというのは、とても大変なことなのです。クラブや有志は、やりたいことが同じです。向いているベクトルの方向が一緒なのですね。だから、目的も一致しやすい。だけど、クラスは違います。何をするのかの目的から話し合わなければなりません。そして、劇をしようとなっても、次には「何の劇を」となるのです。
さらに、劇は、クラスというチームがまとまらないと成功しません。役者は当然のことながら、リーダーとなる監督、脚本、大道具、小道具、衣装、照明、音響・・・と、それぞれのグループが一丸となり、そしてうまくハーモニーを奏でないと、劇は成功しないのです。誰かが、そしてどこかのグループがわがままを言い出すと歯車が狂いだします。自分の我を抑えて、クラスのために、そして劇を成功させるために、という思いを第一に持たなければ成功しないのですね。
そして、当日。本番は一回だけ。今まで積み重ねてきた練習の成果を一挙に爆発させる、それが本番です。エネルギーのすべてを使い果たします。でも、終わればその達成感たるや、半端じゃない!それが劇です。
今年、そんな思いを持ちながら、布施高校の2回目の創造祭のステージを見ていました。観終わっての感想、「いいじゃん!クオリティ、高いよ」です。それは、PTAのOBの方もおっしゃってましたし、写真屋さんからも同じ事を聞きました。
何が良かったか?自分たちの劇を観せよう、観て貰おう、聞かせよう、感動してもらおう、笑ってもらおう、という姿勢がどの劇にも感じられたからです。内輪受けするせりふや演技ではなく、ちゃんと観客に理解してもらえるシナリオになっていました。だから、観ていて惹きこまれたのです。
良かった!特に3年生、さすがです。すばらしい劇でした。歌あり、踊りありの、観ているものを楽しませる、飽きさせない劇でした!