10月2日、4限目、72期生修学旅行の結団式が行われました。本日は、朝からトラックで運ぶ荷物の搬入のために2年生は8時10分までに登校しなければなりませんでした。雨の日で大きな荷物を持ってくるのは大変だったと思います。でも、遅れたりした人もちらほらいたとか・・・。飛行機は待ってくれませんからね。時間厳守で行きましょう。
4限目の結団式では、全体での話の後、3日目、4日目のグループごとの集合での練習です。どうも、まだまだのようですね。現地に行ってもたもたしていると、せっかくの楽しい時間が少なくなりますからね。今日、家に帰って再度しおりで確認ですね。
さて、私が結団式で話したことは、2点。1点目は、東北の人の人情に触れましょうと言う話。私は東北に修学旅行に行くのは、2回目。そのときも民泊がありました。ほんとに、温かいですね、人の人情が。ある農家に民泊した組は、トラクターを運転させてもらったり・・・。稲刈りで稲の干し方を教えてもらったり・・・。日ごろ都会でシティライフを楽しんでいる生徒たちが、いきなり農家の子どもになったような感じでした。今年の民泊は何が待っているでしょうね。楽しみです。
2点目は、震災学習。修学旅行の最初のプログラムですね。私が話をしたのは、震災ボランティアの人たちが、なぜ見ず知らずの私たちにつらい話をしてくれるかということです。これは、私自身の思いですが、突然自分の身の回りの人を亡くすと、人は茫然自失するのです。だけど、それを乗り越えて前に進もうとしたとき、どうしても自分たちが経験したことを知ってほしいと思うのです。そして、あの地震で、津波で亡くなった多くの人たちの生き様を知ってほしいと思うのです。そう、亡くなった時の様子だけではなく、その人たちの生き様、生きてきた様子なのです。そして、自分たちが経験したことを人に話すことにより、その人もまた心が癒され、前に進もうと思うのです。私たちは、語り部の人たちの思いをきちんと受け止めましょう。まずは、真摯に向き合うことが大切です。
東北は、大阪に無いものがたくさんあります。自然もそう、食べ物もそう、そして人情も。そして、あの震災以来、今では東北は鎮魂の場でもあるのです。その思いを受け止め、心の中に多くのみやげ物を持って帰りましょう。