本日、11月17日(金)、タイのチョンブリテクノロジカルカレッジから、10名の生徒と4人の先生が布施高校を訪れました。この訪問は、4月に布施高校を訪問してくれたタイの日本語教師の先生から「是非、布施高校と交流したい」という申し出があり、今日に実現したものです。
10時30分に布施高校に到着した一行は、学校見学からスタートしました。図書館を訪問したときに、タイの生徒たちは、日本語で書かれた本に興味津々です。ある生徒が、絵本を見つけたところから全員その本に見入っていました。その本は、なんと「日本の妖怪」の絵本。ものすごく見入っているので、私が「This is the kappa」と片言の英語で紹介してあげると、とても喜んでいました。それが、下の写真です。
4時間目は、書道の授業体験。布施の生徒との初めての交流の時間。タイの生徒も布施の生徒の横に正座し、筆の持ち方から習っていました。自分の好きな漢字をタイの生徒が一つ選び布施の生徒がお手本を示したり、漢字の意味を英語で伝えたり、そんな時間です。タイの生徒も初めての経験で、とても喜んでいます。それが下の写真。
次の写真は、タイの校長先生に手ほどきする生徒です。
昼食の後は、歓迎セレモニー。「日本はどうですか?大阪はどこに行きましたか?」と聞くと、「おおさかじょう、なんば、ほうぜんじ!」という答えが返ってきます。「おいしいもの食べた?」と聞くと、タイの生徒たちからは「タコヤキ、ヤキソバ!」という声が上がりました。タイの校長先生から記念品として、とても高価で立派な焼き物をいただきました。大切に校長室に飾りたいと思います。私からは、日本の文化を知ってもらおうと羽子板のミニチュアを送りました。タイの生徒の紹介では、英語、そして日本語でのスピーチ。英語は抜群にうまいですね。日本語も習ってまだ半年とは思えないうまさです。さすが外国語コースの生徒たちですね。それが次の写真です。
そして、全員での記念撮影。
6時間目は、いよいよ布施の生徒と一緒に授業受けます。授業は、コミュニケーション英語Ⅰ、そしてコミュニケーション英語Ⅱ。数学Ⅱ、体育です。数学の授業をのぞきに行くと、単元は対数関数、logですね。タイの生徒に「Do you know log?」と聞くと、まだ習っていないと返ってきました。そうですよね、授業を受けているタイの生徒は日本の生徒で言えば1年生ですからね。習っていなくて当然です。
体育館に行くと、女子の体育。課題はバスケットボール。3つのグループに分かれて、練習の方法を日本語とジェスチャーで布施の生徒が教えていました。彼らのコミュニケーションの様子を見ていると中々面白かったですよ、布施の生徒もタイの生徒も。それが下の写真です。
放課後は、自治会の生徒、ホームステイ先の生徒が中心になって、交流会です。自治会の生徒は、日本に関するクイズを用意していました。タイの生徒たちは、タイのダンスです。それが下の写真
皆さん、知っていましたか?タイでは学校の授業でタイの伝統的な舞踏を習います。タイダンスの先生もいます。タイの教育大学では、舞踏の先生になるコースもあるのです。民族の伝統、アイデンティティをこのように受け継いでいるのですね。最後は、記念撮影、お菓子を交えての楽しい時間です。
その後、ホームステイ先の家族と出会い、各家庭へと行きました。今晩は雨、明日は寒くなります。タイでは経験したことの無いような寒さがくるので、みなさん、風邪を引かないでくださいね。楽しい1日をありがとうございます。