通学路、ブロック塀調査にご協力を!

 新聞報道でご存知のことと思いますが、高槻市で学校のブロック塀の下敷きになり、尊い命を失ってしまった小学生の事故がありました。この件を受け、大阪府教育庁から府立高校にも敷地のブロック塀調査及び通学路のブロック塀調査の依頼が来ました。敷地のブロック塀については、6月18日の地震以前から21日の木曜日に教育庁の視察を受ける予定となっておりましたが、北部大阪地震の影響が大きいため、急遽延期となりました。本校のブロック塀についても、早急に確認をお願いする所存です。

 さらに、通学路の調査については、府教育庁の通知では、

《この場合の通学路とは》

・学校の最寄駅、バス停等から学校までの間 

 または 

・児童生徒等が主に通学に使用する学校周辺の道路

となっておりましたが、本校では、生徒達の防災意識を高めるためにも役立つと考え、全生徒に通学路のブロック塀の調査をお願いしました。報告された調査結果については、適切に報告していきたいと考えております。ご家庭のご協力をお願いしたいと思います。

 さて、6月18日の地震発生から全定の管理職が協力して、学校に泊り込む体制をとっておりましたが、6月21日の木曜日からこの体制をとらなくてもよいという趣旨の通知が教育庁から来ました。私は自宅から泊り込みの用意をしておりましたが、持ち帰ることをやめて、その用意はそのまま校長室において置くことにしました。というのも、今回の北部大阪地震で上町断層・生駒断層にひずみのエネルギーが溜まったという専門家の報告がなされてからです。この両断層が原因で地震が発生した場合、大阪平野は壊滅的な被害を受けるだろうと想定されています。その場合は、中河内地区の被災は相当なものになると考えています。

 今回の地震のように管理職が出勤している場合には、私たちが陣頭指揮を取れますが、土日・夜間の場合は、学校にいつ駆けつけることができるか予想がつきません。そのため、防災計画を再確認する意味で、東大阪在住の教職員に管理職不在時の初期対応について、改めて確認を行いました。

 地震は、いつ発生するかわかりません。そのための備えは必要です。言わずもがなのことです。その一方、過度に恐れて、日常業務に支障が出ることもまた問題です。「正しく恐れる」という姿勢が、正しいのではないかと思います。教職員一同、もう一度このことを確認して、地震災害に対応していきたいと思います。