10月20日(金)5,6時間目、中学部の総合的な学習の時間において、被災したことを想定した調理実習を行いました。この授業は、今年度当初からの年間通じた取組で、「災害を知ろう!~地震・洪水・火事・津波~」という単元の授業のひとつです。
本来ならふれあい広場のかまどを利用して、屋外での調理体験を実施する予定でしたが、あいにくのお天気のため室内での活動となりました。それでもICT機器を駆使して屋外で火おこしをしている映像をリアルタイムで生徒たちの前のモニターに映し出し、あたかも屋外で調理をしているかのような感覚で調理体験ができました。
生徒たちは豚汁を調理するひとつひとつの工程を友だちや先生たちと協力しながら行いました。最後にできあがった豚汁をそれぞれいただきました。
まとめの感想を述べ合う場面では、いつもなら「食べ物がおいしかった」など、賞味した感想を述べることが多いのですが、この時間ばかりは「みんなと調理できて楽しかった!」とか「協力して作ることができた!」ということばが聞かれ、授業の目的をしっかり踏まえた感想を述べることができました。
参考としまして、本単元のこれまでの取組を紹介しておきます。
・5/12(金)⇒火事に関する絵本の読み聞かせ、映像観賞、ふれあい広場にて火起こし、消火の体験
・6/2(金)⇒校内の消火器や避難経路等の確認
・6/30(金)⇒校内の災害マップ、マスク作り
・7/14(金)⇒避難訓練、1学期のまとめ(クイズ)
・9/8(金)⇒地震に関する絵本の読み聞かせ、映像観賞、地震体験
・10/20(金)⇒調理実習(飯盒炊爨、豚汁)※本時