1月24日(日) に京阪電車「天満橋」の近くにあるドーンセンターのホールで行われた「大阪府高等学校芸術文化祭」に出場してきました。普段とは違い能楽だけの発表ではなく、琴などの日本の様々な伝統音楽の発表がありました。今宮高校は、連吟『橋弁慶』で出場しました。連吟は、登場人物のシテ(武蔵坊弁慶)、子方(牛若)とセリフの分担を決め、地の文を複数で謡うというものです。セリフの部分にもメロディーがあります。
今回は、無観客・マスク着用というコロナ対策をした上で行われました。マスクをしながらの謡はいつもの何倍も苦しく感じました。しかしその分歌い終わったあとの達成感はいつもの比ではありませんでした。
初めての連吟は普段の何倍もある謡で、詞章(歌詞)をちゃんと覚えているか発音は合っているかと不安が少しありました。いつものような真四角の能舞台ではなく、円形舞台で位置が分かりづらくなっていたため舞台に入る時混乱しました。
今回のような体験は舞台に慣れてきた自分でも初めてのことが多く、良い刺激になったと思います。
能楽の『橋弁慶』は、橋の上で武蔵坊弁慶と牛若がスリリングに戦います。お互いの強さに驚き、最後は名乗りあって牛若と弁慶は主従の関係を結びます。その様子を迫力ある謡で表現しました。
左はシテ 武蔵坊弁慶 右は子方 牛若