12月

12月   

 なみはや高校では毎年、海外の高校生との交流を行っています。
 11月にインドネシアからの訪問団が本校を訪れました。東ジャワ州スラバヤ第5高校の生徒13名、スタッフ7名です。
 歓迎会はそれぞれの学校の校長、生徒代表の英語での挨拶に始まり、本校生徒によるソーラン節、インドネシアの生徒による伝統舞踊、日本語でのコーラスが披露されました。
 場所を変えて、簡単な自己紹介ができるように日本語の授業を体験していただき、本校食堂での昼食の後、ダンス部、多文化交流部、フォークソング部のパフォーマンスを見学していただきました。
 午後はインドネシアの生徒による「地球温暖化」「教育と技術」についてパワーポイントを使ったプレゼンテーション。非常に流暢な英語でした。その後、インドネシアの生徒と本校生徒が少人数のグループになって近くのスーパーにお菓子を買いに行きました。
 放課後は会議室でそれらを食べながら、けん玉で遊ぶなど、にぎやかなフリートークの時間を過ごしました。朝から4時30分まで一日がかりの交流でした。

 海外の人々と交流する意義は様々ありますが、私は次のように考えています。交流会での挨拶のスピーチの一部です。

「インドネシアの人と日本の人はいくつかの点で異なっています。例えば言葉や習慣などです。
 しかし、私たちは異なっている点よりも共通する点をより多く持っています。
 例えば、幸せな時にはほほえみ、悲しい時に涙を流すことや、友人を大切にする気持ち、平和を愛することです。
 異なった国の人たちが出会い、お互いを知り合う時に、私たちは異なっている点よりも、同じ点を多く持っていることに気づきます。
 住んでいる国は違っても、お互いが同じ気持ちや感情を持っている同じ人間であることを知ることはとても大切です。
 この交流が終わると、皆さんは自分の国での生活に戻ります。
 しかし、この交流を通して、インドネシアには、また、日本には自分と同じ気持ちをもった人たちが、同じように生活しているという意識が芽生えています。
 その意識が相手の国をお互いに大切にするという思いにつながっていきます。
 その意識が世界の平和につながっていくのだと信じています。
 今日は、お互いの交流が深まり、お互いを知ることができるようになることを願っています。」

 最後はインドネシアの生徒を本校生がバスまで見送りました。中にはバスに乗り込んで別れを告げる生徒もいました。あたたかさがいっぱい詰まった楽しい一日でした。

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