本日(7月5日)、芸術鑑賞・人権行事を貝塚市コスモスシアターで実施しました。
今年度は、「あきらめない心」というタイトルで、世界最高峰の神技的パフォーマーである「ちゃんへん」のジャグリングのパフォーマンスと在日コリアンとしての今までの経験についての講演、そして最後には自分の思いをラップで歌っていただきました。
第1部であるパフォーマンスでは、アップテンポな音楽と共に次々とさまざまな連続技を見せていただき、生徒たちと共に私も圧倒されつつ見せていただきました。特に、ディアボロ(右上の写真)のパフォーマンスでは、彼がもっとも得意とするもので、特にすばらしい技を見せていただき、最後には世界で数人しか行うことができないという4つもディアボロを操っての技は圧巻でした。
第2部の講演では、彼が在日コリアンとして日本に生まれてから、小学校時代に国籍を理由に受けたいじめの話から現在に至るまでの経験を元に「あきらめない心」を持ち続け、真正面から真剣に生きてきたことを、熱いメッセージで伝えてくださいました。その話の中には歴史的なことも含め、在日コリアンの複雑な思いについても話していただきました。その中で出てきた「好きなことに一生懸命取り組んでいれば、応援してくれる人が必ず現れる」という言葉が印象的でした。
第3部ではミュージシャンとしても活躍されているということで、自身の経験を表現した曲やつい最近亡くなられた祖父の人生を表現した曲などをラップで披露していただきました。
パフォーマンスや歌もですが、講演も次から次へと出てくるさまざまな話を迫力で伝えていただき、生徒たちも引き込まれていました。
終わってから生徒会長よりちゃんへんさんに本日のパフォーマンスや講演についての感謝の言葉と共に花束を贈らせていただきました。
校長 谷口