3年人権講演会

11月30日(木)、3年生への人権学習の一環として、JRA(日本中央競馬会)の元騎手で、落馬事故の後遺症と闘う常石勝義さんに起こしいただき、あきらめず夢に挑戦することの大切さについて話していただきました。

常石さんは2度の落馬事故を経験、左半身まひと高次脳機能障害が残った。記憶や空間の認識が困難な中、もう一度、高い目標を持ちたいと障害者馬術に挑戦。現在、2020年の東京パラリンピックを目指し、トレーニングに励んでおられます。

講演では、事故後の復帰を目指したリハビリや障害者馬術への挑戦など一つ一つ苦難を乗り越えてきた体験を話してくださいました。

常石さんは、「僕は障がい者ではなく体の一部分が使いにくく不便になっただけと思っている。完全な人間なんていないでしょう。目に見えない心の痛みを持っている人もいる。外見はみんな同じでも、ちょっと中に入ると全く違う個性があること。個性があるから面白い。」、「ピンチをチャンスに変えて行きましょう。」などと語られました。

生徒たちがこれからいろいろな人と関わっていく中で、相手の個性を尊重することの大切さ、夢に挑戦し悩みピンチと感じるときにも、前を向いて挑戦し続けることの大切さが伝わったことだと思います。

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常石さんにはぜひ東京パラリンピック出場の夢をかなえていただきたいと思います。生徒の皆さんも夢に向かって頑張ってくれることを期待しています。

校長 谷口