夏季公開研修1

令和3年7月28日(水)、龍谷大学名誉教授・白石正久先生をお招きして、『障がいのある子どもの発達と願い』というテーマでご講演いただきました。本研修は公開研修とし、四條畷市内の小中学校の先生方にも参加いただきました。

前半は、障害者権利条約第24条の障がいのある人の教育についてでした。近江学園の糸賀一雄先生の「この子らを世の光に」の言葉を紹介され、子どもたちが生まれながらにもっている人格発達の権利を保障する「発達保障の理念」や、「発達とは何かを問い続けることの大切さ」を話されました。

後半は、子どもの成長の節目が大切であるということを、子どもの表情や様子がわかる画像を見ながら、子どもの思いを代弁するかのようにお話しいただきました。参加した教員は、「受け入れる」と「受け止める」を区別しておかなければならないこと、一人ひとりと向き合い「受け止める」ことが大事であること、言葉だけでなく見えない「コトバ」に心の目を凝らして子どもの生きる姿を見失わないことが大切だということを学びました。