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今日は3年生現代文と古典の授業見学、台湾建国中学来校です!

今日の2限目に3年生の現代文の授業を見学に行きました。勉強していたのは高階秀爾さんの評論「オブジェとイマージュ」です。今日からスタートということで第1段落で筆者が問題提起として述べている内容について確認しました。授業の中で一番印象に残ったのが「よりクリティカルに筆者の主張を捉える」という先生のお言葉です。これは非常に大事なことだと思います。教科書に書かれている内容に関して、結構生徒たちは無意識に受容しているのではないかなと思いますが、無意識に受け入れているものを意識下に置いてみると、意外に発見があるものです。北野生の皆さん、ぜひ一度実践してみてください。

ちょうど3限目が終わるころに台湾の建国高級中学校の皆さんが来校されました。建国中学校には昨年7月末に行われた台湾研修でお世話になりましたし、今年7月に実施の台湾研修でもお世話になる予定です。

昼休みに会議室で、本校の生徒と一緒に食堂の定食を召し上がっていただきました。また、時間の都合上、食事中ではありましたが私からご挨拶させていただきました。4・5限は本校の授業にも参加していただきました。建国中学校の皆さん、半日ではありますが、北野高校を目いっぱい楽しんでいただけましたでしょうか。

5限目は3年生の古典の授業を見学しました。勉強していたのは先日のクラスと同じく和泉式部日記「夢よりもはかなき世の中を」の本文解釈です。今日のポイントは敬語の用法の確認とこの話のオシャレさを感じることでした。冒頭に前時の生徒の疑問や感想が紹介されていましたが、生徒たちの感想を聞いて、とてもしっかり登場人物の心情が読み取れているのに感心しました。授業の方は先生の仰ることが面白いですし、生徒たちもとても楽しそうに学習に取り組んでいました。あと説明しながらプロジェクターで映し出された本文上に書き込まれるスタイル、とても理解が進みますね。時間も有効に活用できて一石二鳥ですね。三者の行為と敬意が入り乱れた難文ですが、生徒たち結構理解できていました。今日のオシャレさをどれくらいの生徒が感じてくれたか、また次の感想が楽しみですね。