紅葉の時期となり、近隣の紅葉スポットでも色づき始めています。残念ながら、箕面大滝への滝道が台風被害により10月23日以降一部区間で通行止めとなり、龍安寺より先の大滝までは歩いていけません。車では大滝に行くことはできますので、見ごろになれば一度行ってみてはいかがでしょうか。 さて、今回の学校だよりでは箕面支援学校のいじめ問題に対する取り組みについてお伝えします。
10月26日に文部科学省が、全国の小・中・高校・特別支援学校で、2016年度に認知されたいじめの件数は、合わせて32万3808件で、前の年より9万8000件以上増加し、過去最多となったと公表しました。内訳は、小学校は23万7921件、中学校は7万1309件、高校は1万2874件、特別支援学校は1704件で、小中学校については調査を始めた昭和60年度以降、最も多くなりました。都道府県別に児童生徒1000人当たりのいじめの件数を見ると、全国平均は23.9件でした。京都府が96.8件と最も多かったのに対して、最も少なかった香川県は5件ちょうどで、2つの県の差は19倍以上ありました。また、命や心身に重大な被害が生じたとされる「重大事態」は400件で、前回より86件増えました。いじめをめぐっては、岩手県や仙台市で被害を受けた生徒が自殺するケースが相次ぎ、文部科学省は学校や教育委員会の対応が不十分だったとして、今回の調査からいじめにつながるおそれがあるけんかやふざけあいについても、学校に積極的に報告するよう求めていました。今回、いじめの件数が大幅に増加した背景には、この見直しが影響したと見られ、これまでいじめと捉えていなかったけんかやふざけ合いも含めどんな小さないじめも見逃さないという学校現場の姿勢の結果で、学校や教育委員会はいじめが深刻化する前に、学校全体で解決に向けて家庭とも連携して取り組んでいくことが重要だと指摘されています。 本校では、いじめ対策委員会を設置し、学期に1回定例の委員会を開催し、何か事象が発生した時には臨時の委員会を開催することになっています。委員会のメンバーは、校長・教頭・養護教諭・分掌(研究支援部・児生文化部)人権係・各学部主事の10名で構成されています。大阪府教育センターからの年2回のアンケート実施や教育庁が今年度から実施したアンケート調査等を通じて、実態を把握した上で重篤化する前に組織で迅速に対応していくことが必要と考えています。また、本校HPにも『箕面支援学校 学校いじめ防止基本方針』を載せていますので、ご覧ください。
来週13日から「もみじ時間割」
12月2日(土)のもみじフェスタに向け、来週から特別時間割がスタートします。 今年はどんな出し物になるのでしょうね。児童生徒の皆さんがそれぞれ一生懸命練習を積み重ねて本番に臨みます。楽しみにしておいてくださいね。